新宿ファーストウエスト配当金8億と本庁舎の件

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

総務区民委員会で新宿ファーストウエストの視察でした。
淀橋第二小学校跡地の土地信託事業ですが、100%稼働しており前年度は信託配当金が約8億円あります。
オフィスのフロアなど様々な設備を見学させていただきました。
一時滞在施設であり、200人3日分の備蓄があることなど確認しました。

新宿ファーストウエストは、本庁舎の候補としてもたびたび話題になっています。
個人的に関心があるので現実的に可能か調査していました。
オフィススペースも快適な様子で地下の駐車場も見学したが、本庁舎と比べても広さは十分にありそうです。

例えば、新宿ファーストウエストは議場を作ることが難しいため候補としては難しいと考えられてきました。
しかし、本日視察した会議室は渋谷区議会の議場と同程度かそれ以上の広さがあることを確認しました。
この場所であればおそらく議場の設置は可能です。
議会を理由に新宿ファーストウエストを候補から外すことまではしない方が良いのではないかと感じました。

一方で、この場所を本庁舎にすると現在の信託配当金のキャッシュインを失います。
さらに新宿区ファーストウエストの延床面積が現在の本庁舎とほぼ同じため、庁舎機能を統合する難易度が上がります。

本庁舎については複数の投資案が考えられます。
純額でゼロに近づけることが大切だと考えていますが、総額で数百億円規模の事業になる可能性があるため適切な意思決定が求められます。
議会、行政、区民それぞれのお立場から様々なご意見があると思いますが、少なくともキャッシュフローについては数字を見積もって比較することが大切です。
議会でもデータに基づいて適切に意思決定ができるよう、引き続き議論を行ってまいります。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社