新宿セントラルクリニック院長逮捕。改めて議会で問題提起

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

以前新宿セントラルクリニックに関するブログを書かせていただきました。

過去のブログはこちら↓
立ち入り検査拒否で健康被害・経済被害!?新宿セントラルクリニックの事例より

新宿セントラルクリニックの問題について簡単に振り返ります。

まず、医師の仕事は、診療や薬を出すことです。
しかし、新宿セントラルクリニックでは、必要がない患者に対して性感染症だと診断し、治療が行われていたそうです。
不要な治療や投薬を行なったことで健康被害が出たり、税金が投じられているため問題があります。

新宿セントラルクリニックに関しては、民事訴訟では一定の結論も出ています。
そのため、新宿区保健所にも立入検査をするよう要望が寄せられていましたが、強制力がないために拒否をされてしまったり、指導を行っても改善につながらないなど、対応が難航し、結果として多くの被害者を出すことにつながってしまったと考えています。

一昨年、本案件に関して新宿区議会でも陳情が提出されました。

過去のブログはこちら↓
※追記有:区民の安全を守れない制度の闇。過剰診断、投薬など係争中の陳情・請願は審査未了へ。

区議会における過去の議事録はこちら↓
平成27年 10月 福祉健康委員会 - 10月07日-15号

結果として、裁判中ということもあり、案件について審議未了という扱いになりました。

当時、本件に関して、数名ですが福祉健康委員会の委員の方へご説明に伺いました。
真摯にお話を聞いてくださった方もいらっしゃいました。
委員会で最初から審議を一切行わなかったというわけではありませんが、改めて議論を行うことが求められていると感じています。

これまで当ブログでも多くのアクセスをいただく記事となっておりましたが、被害者がたくさんいたからだと考えています。

その「新宿セントラルクリニック」に関して、今年に入ってから新たな進展がありました。

参考記事はこちら↓
「新宿セントラルクリニック」の院長逮捕 うその性病診断、数千人被害か【UPDATE】

2013年ごろから問題になっていましたが、2017年に入ってついに、院長が逮捕されました。

新宿区保健所は、制度に従って対応を行なっていたとは思いますが、最終的に健康被害が出てしまうことを防ぎ、不当な診療に税金が投じられることのないよう、改革が必要です。

新宿セントラルクリニックの事例を踏まえ、新宿区保健所の対応について、代表質問をさせていただく予定で準備を進めております。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社