こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

今週は第二回定例会ということで、新宿区政について様々な議論を行いました。
本日は、代表質問で最初に質問した「人工知能と情報保障」についてご報告させていただきます。

原稿はこちら。
平成29年 第2回定例会(スタートアップ新宿)代表質問(要旨)【一問一答】

私が情報保障の重要性を理解したのは、北区のおときた都議つながりで、筆談議員こと斉藤りえ北区議とお仕事をさせていただいたことがあったからでした。
その後も聴覚障害者の友人ができたり、イベントで字幕の担当になったりと、情報保障の経験を重ねることになりました。
情報保障にも様々な方法がありますが、手話通訳や要約筆記辺りが一般的です。

最近自治体で導入され始めているのが、マイクで拾った声をそのまま字幕として表示することができる、人工知能による音声認識システムです。
音声認識システムは人を介す必要ありませんが(補助があればさらに良いです)、手話通訳や要約筆記の場合は、そのテーマいついての知識があるかどうかによりアウトプットの質が変わってしまうことがあります。
その点では、よりダイレクトに情報を伝えることができることは、音声認識システムのメリットだと言えます。

音声認識システムはそのまま多言語へ翻訳することもできるので、観光にも活用できます。
新宿区では「タブレット端末を利用したテレビ通訳システム」が導入されていますが、人が介する必要がないという点でも既存のサービスとは異なります。
そして、日本で暮らす外国人の場合、
「中途半端な翻訳ではなく、日本語で文字を読めた方が良い」
という現場の声もあるようで、選択肢の一つとして今後も導入が進んでいくでしょう。

また、議事録作成にも利用されていますが、文字起こし時間がおよそ1/3になります。
区議会でも議事録の早期公開が必要だと考えますが、議会改革に関しては別の機会に取り組ませていただきます。

以下、質問と答弁になります。

伊藤 情報保障の手法として、一般的な手話通訳や要約筆記だけでなく、音声認識による 字幕も選択肢に含めることが望ましいと考えています。
また、音声認識による自動翻訳 、人を介する必要がなく、外国人の方々とコミュニケー ションを行う上でも有効だと考えています。

新宿区として、人工知能を活用した音声認識システムについてどのように捉えていますか。また、今後導入する可能性ありますか。

吉住区長 会議録のリアルタイムなテキスト化や情報保障の手法としての音声認識による字幕表示、外国の方とのコミュニケーションのための自動翻訳などにつきましては、現在、一部自治体で実用化されていることから、今後、先進自治体の導入事例や人工知能の研究。開発の動向を見据えて、導入について研究して参りたいと考えています。

今回の代表質問では、まずは情報提供をさせていただきました。
実は他自治体の議員からも、人工知能を用いた音声認識システムについてのお問い合わせをいただいておりました。
どのアプリを利用しているかご質問をいただきましたが、UDトークは無料で試せて大変使いやすいです。

UDトーク | コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ

こちらは一見行政に向けたサービスのようですが、音声認識システムの主なターゲットは民間企業です。
聴覚障害をお持ちの方がお仕事をされる際のコミュニケーションツールとして、導入が進んでいます。

テクノロジーによって多様なコミュニケーションが実現する社会になってきましたが、新しいものを目利きしながら、区政に取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

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About The Author

伊藤 陽平

29歳最年少の新宿区議会議員。立教大学経済学部経済政策学科卒業。 妻と二人暮らし。趣味は音楽(3歳からピアノに没頭)。 大学在学中に株式会社スモールクリエイターを設立した元学生起業家。資金調達やグループ会社3社の設立を実施。NPOや一般社団法人等と連携しながら、大学生のキャリア支援や老人ホームで地域の若者とお年寄りを繋ぐ音楽イベントの企画・運営など、若者の感性を通して社会を豊かにしていくことを信条として活動中。