立憲民主党 鈴木 ようすけ候補「ブレないことで、自民希望・共産以外の選択肢をつくれた」東京10区街頭演説

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、立憲民主党公認の鈴木ようすけ候補をご紹介させていただきます。
立憲民主党 鈴木 ようすけ候補

多くの方が「立憲民主党」という新しい政党についてご存じないと思いますので、改めてご紹介させていただきます。
まず、立憲民主党とは、民進党(旧民主党)のメンバーを中心に、枝野ゆきお代表のもとで立ち上がった新しい政党です。
衆議院選挙に向けて、民進党の前原代表は希望の党への合流を進めていました。
しかし、安全保障に対する考え方も民進党とは異なるため、その流れを受け入れられない議員もいらっしゃるようです。
そこで、筋を通したい議員たちが集まって結党されたのが、立憲民主党です。

自民VS希望により政権交代の可否に注目が集まっていたところに、立憲民主党が加わり自民VS希望VS立憲と三つ巴の戦いへとなって政局が大きく動き、一定の議席獲得が見込まれています。

立憲民主党には、すでに「立憲民主くん」というゆるキャラが存在します。
この赤いキャラクターは民主党時代の「民主くん」と同一人物ですが、「“リッケン”バッカー」というギターを装備して、ロックギタリストとしてデビューを果たしたようです。

以下、鈴木ようすけ候補の街頭演説会@落合駅前の書き起こしです。

—誰もが居場所のある社会をつくりたい-

立憲民主党鈴木ようすけです。
ボランティアのみなさん、市民のみなさん、本当にありがとうございます。
みなさまのお力で、立憲民主党、枝野ゆきお、鈴木ようすけ、長妻昭が前へ前へと進んでいくことができるわけであります。
このままいけば、加計学園の問題もあやふやになってしまう。
こうした中で、我々立憲民主党が、じっくりと国会で追及すべきことを追及します。
バランスの取れた政治を行わせていただきたいと思います。

鈴木ようすけのテーマは、「誰しも居場所のある社会をつくりたい」です。
居場所のある社会とは、高齢者のみなさんも、LGBTのみなさんも、外国人のみなさんも、障害をお持ちのみなさんなど、すべての方です。
私自身、30(歳を)過ぎて2年間もニートをしておりました。親のスネをかじりっぱなしで、仕事も見つからない本当にきつい時期でした。
だからこそ、この社会で様々な形で苦しんでいるみなさんの気持ちがわかります。

さらに申し上げるならば、去年1年間で日本人は31万人も減ってしまいました。
日本人は平均で120万円のお金を使いますから、120万円のお金を使う人が31万人もいなくなった。単純計算で4000億円です。
負の経済効果まで含めると、3兆円から4兆円ものお金が、この日本から失われたことになります。
そして、さらに多くの日本人が来年以降も減っていきます。
経済がどんどん縮小していく、生活が苦しくなってくるでしょう。

当然、今の日本の器からこぼれていく人がどんどん出ます。
現に非正規労働者のみなさんの賃金は159万円まで落ち込みました。本当に生活が苦しいと思います。
だからこそ、どんな形であっても、この社会にみなさんが居場所を感じられ、一員である。そんな社会をつくりたいんです。

-年金改革で亡くなるまで生活費に困らない社会を提案したい-

高齢者のみなさんにとって最大の悩みは、75歳になってもまだ老後のお金の心配をしなくてはいけないことではないでしょうか。
年金制度は、ほぼ破綻しています。現在の賦課方式では、75歳から支給が始まることも当たり前です。
現役世代が高齢者を支える仕組みですから、現役世代の数が減れば、当然のことながら支給額が減ってくる、支給年齢が上がってきます。
なのに、抜本的な年金改革はまだ行われていません。
老後破産、長寿という悪夢、こんな寂しい言葉が世の中にはびこっています。
高度経済成長時代を支えていただいた高齢者のみなさんが、その人生の終盤をむかえる中で、まだお金の心配をしなくてはならない、こんな日本に誰がしてしまったのでしょうか。

だから今、年金改革をしなくてはいけないんです。中途半端な年金改革ではありません。抜本的な年金改革を、ミスター年金こと長妻昭とともに、鈴木ようすけにやらせていただきたい。
最低年金保証制度として、すべての高齢者のみなさまに、今の時点でも制度を整えれば7万円、8万円のお金はお配りすることができるんです。
しかし、7万円、8万円ではちょっと心細い。ならば、少し消費税の負担をあげていただくかもしれませんが、一生生活費に困らないという社会が出てくるならば、私はそんな社会をみなさんにご提案したいと思うんです。

—なぜ9条の議論からなのか。改憲するなら社会像を見せ流べきだ-

そしてもう一つは、立憲主義です。
立憲民主党、なぜそんな名前をつけなければならなかったのでしょうか。
我々の生活は、法律によってルールが定められています。
そのルールを破れば、当然罰を受ける。ルールを守っていれば秩序は保たれています。
憲法というのは、政治にとっての法律、ルールです。このルールを守っていれば政治は大丈夫だよというのが憲法でありますから、現にこの国では72年間戦争は起きていません。私は憲法の有効性は証明されていると考えています。

しかし、急に力をつけてきた人たちが、俺が憲法を変える、私は憲法を変える、と言ってます。
具体的にどんな社会像を示してくれるのかが大切です。
地球の裏側まで戦争に行けるような社会にするのでしょうか。世界中で上空にミサイルが飛んでいる国は日本とシリアだけです。
外交や防衛、国防は国の独占事業ですから、他者が参入できません。
これは当然のことながら、ブラックボックスになってしまいます。
この国の上空にミサイルが飛んでいるのが、今の現実です。憲法を変えるなら、その後に一体どんな社会を見せたいのか、集団的自衛権を行使して地球の裏側まで戦争に行くのか、それとも北朝鮮に先制攻撃をかけるのか、何をしたいのかがわからないまま変えたいだけでは、議論のテーブルにのることすらできません。

憲法を変えたいなら良いでしょう。変えていただきたいのは、首相の解散権です。
先進国で、いつでも、自分の好きな時に、選挙の勝てる時に、そして森友学園、家計学園追及から逃れるために解散できる権利のある総理大臣は、日本だけです。
その解散権を制限できなければ、権力の暴走を止めることはできないと思います。
憲法改憲の議論をするならば、まず解散権について議論をするべきです。それなら分かりますが、突然9条の議論から始まっています。
立憲主義、憲法にのっとって真っ当な政治をやっていこうという、当たり前のことを言わなければならない時代になってしまった。だから、立憲という言葉を使います。

—ブレないことで、自民・都民、共産以外に選択肢をつくれた—

そして、最後にブレない政治が必要であります。
私は民進党の出身でありますから、希望の党との合流が決まった時に、希望の党の方が選挙に勝てるんじゃないかと少し迷ったのも事実です。
しかし、後出しジャンケンのように新しい条件が出てきて、その踏み絵を踏まなければ選挙自体に出ることもできません。
そうこうしている間に、先週まで違うと言っていたことを、今週からYESと言わなければなりません。さすがにそれはできません。
立憲民主党ができていなかったので、無所属での出馬を決意し、記者会見も行いました。
しかしその後、私の考えとほぼ一致している立憲民主党ができましたので、合流いたしました。
立憲民主党はブレない集団です。ブレないことの大事さは、みなさんにお示しすることができるんです。

立憲民主党が好きな人もいる、嫌いな人もいます。様々なご意見があると思いますが、これで一つの選択肢ができました。
自民党と希望の党の連立政権なのか、共産党の二択しかなかったこの日本に、第三の選択肢をつくったと自負しています。
ブレない政党として、丁寧に政策をお訴えしてまいります。
多くの仲間に支えられて、選挙活動をさせていただいております。
右寄りでも、左寄りでもなく、前へ進みます。
立憲民主党の鈴木ようすけでした。どうもありがとうございました。

安全保障に対する考え方は、自民党や希望の党と異なるスタンスが打ち出されています。
また、希望の党に移った元民進党議員と比較した場合、筋を通されていることもポイントになるでしょう。
年金に関する演説が印象的でしたが、お隣の東京7区のミスター年金こと長妻候補と政策を進める意思が伝わってきました。

東京10区は6人もの候補者が立候補する超激戦区です。
この選挙区は、自民と希望で保守分裂となりました。
一方で、野党統一候補も実現せず、共産党の候補者と票が割れてしまうことで厳しい戦いとなるでしょう。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社