こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
東京10区街頭演説書き起こしの第三弾です。
前回は立憲民主党の鈴木ようすけ候補についてご紹介させていただきましたが、今回の候補も鈴木さんです。
超激戦の10区で自由民主党から戦いを挑む、鈴木隼人候補をご紹介させていただきます。
自由民主党 鈴木 隼人候補
東京大学大学院修了後、経済産業省へ。
その後は、平成26年の衆議院議員選挙に比例で立候補し、初当選されています。
先日ご紹介した、若狭候補も同じく比例当選で同期です。
東京10区では、どちらの候補も一歩も譲らない激しい接戦が繰り広げられています。
そして、同じ苗字である鈴木ようすけ候補との差別化もポイントになります。
どちらの候補者もポスターは青、そして年齢も近く、鈴木ようすけ候補が41歳、鈴木隼人候補が40歳です。
保守分裂、野党統一の不成立に加え、鈴木分裂!?まではさすがにないと思いますが、油断せずに違いを訴えて行かなければなりません。
違いを把握するために便利なのは、街頭演説です!
何を訴えられているかに着目すれば、特徴を理解することができます。
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-政策と実績で候補者本位の選択を-
みなさん、こんにちは。自由民主党の鈴木隼人でございます。
今日はこんなにもたくさんの方に足を止めていただき、そしてこの街頭演説会に耳を傾けていただきまして、本当にありがとうございます。
今回の衆議院選挙、この東京10区からは6人の候補者が出ています。
その中で、私からみなさんに、たった一つだけ候補者選びについてお願いがあります。
誰に投票するか選ぶときに、ぜひ候補者本位で投票をしてもらいたいということです。
候補者本位と言っても、色々あると思いますけど、特に私が強調したいのは、政策と実績が頼りになるのは一体誰なのかです。
-認知症で辛い思いをする方を一人でも少なく-
私は、これまで1期3年間、衆議院議員を務めさせていただきました。
その中で特に力を入れてきたのが、健康寿命の延伸分野です。
とりわけ、認知症対策には非常に力を入れてまいりました。
私自身、仲間とともに認知症予防の会という団体を立ち上げて、地道に認知症予防を普及する活動を行なっています。
ですが、この「点」の活動では、日本全土に認知症予防の活動を普及していくことは難しい。
点を線に変えて、線を面に広げていくことが必要であります。
そこで、私は全国で認知症予防に取り組む団体に声をかけて、国内初の全国組織として、全国認知症予防ネットワークという組織を立ち上げました。
これから認知症予防をもっともっと全国に普及をしていきたい。このように考えています。
認知症はなぜ重要か。認知症はみなさんご存知の通り、根本治療の方法が存在しません。
我々にできるのは、認知症を予防するか、なってしまった後に家族だけで支えるのは大変だから地域みんなで支えてあげる。二つの方法しかやれることはありません。
その二本柱の一つである、認知症予防を普及することによって、この国内で認知症で辛い思いをする方が、ご本人や介護をする家族の方を含め、一人でも少なくなっていく、そんな社会を実現していきたい。そのように考えています。
-公務員制度改革、再生医療の規制改革、エネルギー安全保障の見直しを実現してきた-
私がこれまでにやってきた仕事は、認知症対策だけではありません。
ちょっと専門用語も混じってしまいますか、公務員制度改革、再生医療の規制改革、エネルギー安全保障の見直し、こういった大きな仕事も私自身が手がけ、実現にこぎつけてまいりました。
政策と実績に関しては、他の候補には絶対に負けない、そんな自身があります。
-新しい制度、新しい社会、新しい成長モデルをつくっていきたい-
これから日本は人口減少社会に突入をしていく。
これまで私達の歴史において経験をしたことのない、大変難しい時代です。
その中で、これまで当たり前のように議論してきた制度が、これからはたちまち機能しなくなっていく。
例えば、社会保障なんてわかりやすいですよ。
これまで、たくさんの若者で少ないお年寄りを支えてきた。
でもこれからは、少ない若者が、たくさんのお年寄りを支えていかなければならない。
今までのやり方が通用するわけがない。
だからこそ、私はこれからの日本のあり方に見合った、新しい制度、そして新しい社会、新しい成長モデルをつくっていきたい。このように考えております。
こうした、大きな大きな仕事を、引き続き国政の場で、ぜひ私にさせていただきたいんです。
そのためにも、今回の衆議院選挙、自民党と公明党、与党に大きく勝たせていただき、そして東京10区においては、鈴木隼人を再び国政に送り届けていただきたい。
そのために、ぜひみなさまのお力を鈴木隼人に与えていただきますよう、心からお願い申しまして、鈴木隼人からのお願いとさせていただきます。
ご静聴誠にありがとうございました。
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自民党として、希望の党を意識した演説をされていることが、印象的でした。
都議選のように大きく政局が動いた後は、新たな政治のデメリットを踏まえ、反発する動きが起こる傾向があります。
応援演説をされていた方も、「安定した政治」という言葉を強調されていました。
都議選までは、新たな勢力との戦いで、古くから続く政党という側面がネガティブに働いてしまったこともあります。
今回の衆議院選挙では歴史ある政党ということを前面に押し出すことは非常に効果的で、支持を伸ばすことになるでしょう。
20代に自民党支持が多いことが各種メディアでも報じられています。
「売り手市場が続いてほしい」——20代が希望の党より自民党を支持する理由 | BUSINESS INSIDER JAPAN
もちろん様々な要因があると思います。
鈴木候補の政策レポートを受け取ると、最も見られやすい重要なスペースの左上に、「若者の政治参加」が掲げられていました。
各候補者のインターネット上での活動もチェックしていますが、Twitterの更新も頻繁に行われており、選挙に対する姿勢はポジティブに捉えています。
それでは本日はこの辺で。