こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日は文教子ども家庭委員会が開催されました。
今回は、都の保育料無償化に関する議案について質疑が行われました。子育てにかかる支出を少しでも軽減するという点では、一定の意義があると感じています。
しかし、子どもに関する無償化であっても、無条件に賛成できるものではありません。昨今では、こども家庭庁の保険料や消費税といった形で、子どもを大義名分に増税が進められている面もあります。子どもたちは税制や予算の意思決定には加われません。それにもかかわらず、将来重い負担を背負わされる現状は、こどもまんなかとは名ばかりで、むしろ逆行していると感じます。
私自身、かつてはこうした政策にも積極的に反対の立場を取っていましたが、現在は会派に所属しており、区民への影響を考慮して国や都が主導する政策については、議会での反対討論を控えるようにしています。ただし、区が独自に行う無償化については、その妥当性を一つひとつ丁寧に検討していきたいと考えています。
また、国でも新たな給付金の話が出ているようですが、選挙前になると毎回のように耳障りの良い政策が打ち出される傾向があります。そうした目玉政策よりも、地味でも持続可能で、真に暮らしを支える施策こそが重要だと思います。
それでは本日はこの辺で。