児童館の労務管理と内部統制の重要性

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、児童館における労働環境モニタリングの結果について質疑を行いました。
労務コンプライアンスについては実務経験があるので、具体的な議論をすることにしました。

モニタリングでは、社会保険労務士の先生から、残業代の計算や社会保険の月額変更届の提出などに関する指摘がありました。

現在、タイムカードによる出退勤の記録は残されていますが、実務的にはこれだけでは適切に賃金を計算することはできませんし、賃金が発生する時間はシステムによる自動的に計算すべきです。

また、職員の方が十分な休憩を確保できていない可能性があるという点も懸念されます。より詳細な管理のためには、労働時間を分単位で記録する仕組みが望ましいと感じています。勤怠情報の正確性が向上すれば、職場環境の改善だけでなく、経営面にも良い影響を与えることができます。

今回のモニタリングで指摘された内容の多くは、適切な対応が行われ、改善に結びついています。しかし、月額変更届の提出は随時的な判定が求められるためミスが生じる可能性が高いです。そのため、単発の事象として捉えるのではなく、根本的な改善へとつなげるために、内部統制の整備が極めて重要です。

適切だと思われる対策については提案していますが、引き続き民間の知見を活かして議会活動に取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社