こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
第4回定例会では、税のあり方について質問する予定です。
私はすべての増税に反対し、これまでの増税もできる限り見直して減税すべきだと考えています。
増税は行政の肥大化を招き、住民や地域経済に新たな負担を生じさせるだけでなく、歳出削減や効率化の努力を弱める要因にもなります。さらに、税の使い道が十分に検証されないまま、効果の乏しい事業に費やされるおそれもあります。
そして、合理性の問題以前に、税は本来自由であるはずの個人の財産を強制的に徴収する性質を持っています。私有財産を尊重するのは当然のことです。だからこそ、増税は最大限慎重に検討されるべきだと考えます。
今回は、特に昨今自治体で導入や検討が進んでいる宿泊税と入湯税について取り上げたいと思っています。
入湯税については、テルマー湯さんができたことで対象となり、これまでも質疑を行ってきました。そのときは環境衛生や消防施設のための税という印象がありますが、実際には観光目的に使われているという答弁がありました。そのような性質の支出であれば、広く住民全体を対象とした既存の財源で対応すべきだと考えていますので現在の対応について改めて質問します。
宿泊税については、他自治体では、まさに税の恩恵を受ける立場にある方が関連会議の委員を務める事例もあるようです。利害が偏りやすい分野であるにもかかわらず、税には強制力があります。そのため、一部の関係者だけで物事を決めるのではなく、広く関係者の声を反映し、慎重に対応していくことが重要です。
第4回定例会では、こうした問題意識を踏まえ、増税に頼らずに行政サービスの質を高めていくべきだという観点から、税のあり方について議論してまいります。
それでは本日はこの辺で。






