共産さんの反対のみで民意は表現されない。真の少数派「サイレントマジョリティ」の意見は?

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は予算特別委員会の最終日でした。
予算特別委員会は、10日間にわたって行われ、集中的に議論を行いました。

出席されたみなさま、本当にお疲れ様でした。

今回は、際どい内容(!?)も含めて、躊躇せずバンバン発言させていただきました。
自由な発言をお許しいただいた委員のみなさま、そして貴重なご答弁をいただいた区長や理事者のみなさまには深く感謝しております。

私は予算に関して全議案に反対の立場から討論を行い、採決にのぞみました。
予算委員会では、共産党さんが反対、それ以外の他会派は賛成する、という例年通りの結果になりました。
(社民さんは委員ではありませんが、本会議で反対するかも。)

議案の討論や採決に携わると、民意が反映されていないと感じます。
多くの委員が賛成していましたが、本当に多くの区民が賛成するような予算案だったのかは、やはり疑問が残ります。

また共産さんの場合、さらに予算を拡充し新たな支援を行うべきだという主張もされています。
この点に関しては政治姿勢こそ異なりますが、主張には筋が通っていて、議案についてもよく調査されていて参考になることもあります。

今回私は予算に反対の立場でしたが、理由はこのようなものです。

本日の委員会でも討論させていただいたのですが、現役世代、特に若い世代のサイレントマジョリティの立場が予算案に反映されていません。

そもそも新宿区長選挙では、20代の投票率は11.08%(70代以上は39.48%)でした。
こうした現状を踏まえれば、区長が提案する予算案に納得している20代は。それほど多くないと考えられます。
大半は関心もなく、ただ税金を支払っている状況でしょう。

つまり、共産党さんは反対する少数派ではありますが、実態としては、議会に声が届かないさらなる少数派がいるということです。

先日もお伝えしたように、区の事業の中には合理的な根拠が乏しいものが多数存在することは、質疑を通じて明らかになりました。

合理的根拠の乏しい事業の事例↓
自宅のお風呂は健康じゃない?2億円の60歳以上公衆浴場無料事業に合理的根拠なし

もちろん新宿区は、行政の常識的なレベルで非常に高いパフォーマンスを発揮していると思いますが、一般の方が新宿区の予算あるいは合理的根拠の乏しい事業等を理解すれば、予算案自体が適切なものではないと感じる方が一定数いるはずです。

現役世代が行政サービスの対象になることもあり、区政に関心がないことに問題があるというご意見もごもっともです。
しかし、仕事等で忙しい中で、2000億円以上もの予算、膨大すぎる事業を精査することは、もはや不可能です。

そして、政治に関心がある層が必ずしも現役世代に貢献しているとは言えません。
区政へ要望を届けている方は素晴らしいと思いますが、提言を行う事業は自分の身の回りの範囲だけの場合もありますし、その際に現役世代や将来世代の財政負担などを無視していることも多いものです。

本来であれば、ふるさと納税のような制度を設け、自治体サービスを利用しない人には減税措置をとるなど、よりサイレントマジョリティの声を届けるべきでしょう。

多様な意見が必要と考え、区政に声が届かない若者の視点(の一部)を考慮し反対をさせていただきました。
一人会派だから躊躇なく意思表示ができましたが、会派としてまとまってしまえば、組織の中から少数意見を届けることは難しいものです。

今回は、常識的に考えればおかしさに誰もが気がついてしまうような事例をいくつかピックアップし、問題提起をさせていただきましたが、新宿区役所、新宿区議会を信頼しておりますし、良い方向へ進んでいけるよう、私も現場で頑張ります。

予算案は可決されましたが、今後はその上で自分にできることに取り組んでまいります。

新宿区の場合、一人会派が冷遇されることはありません。
むしろ、議会では最も個人の発言時間が長く、手厚いご支援をいただいておりますし、良い提言により合意形成が取れると、政策を実現することも十分可能だと感じています。

サイレントマジョリティの状況を改善するためにも、若者政策に取り組んでまいりましたが、引き続き他会派のみなさまにもご理解をいただけるよう、全力で区政に取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社