東京1区 松沢 かおる 候補「保育園に入れるかどうか、その一点で産む月までコントロールしなければいけない」衆院選街頭演説

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

議会内や区民の方から、
「東京1区の松沢かおるさんってどんな人?」
とお問い合わせをいただくことがたくさんありました。

希望の党 松沢 かおる候補

無所属という立場ではありますが、応援している政治家のおときた駿都議との関係から、希望の党の候補者とも面識があると思われた方もいらっしゃったと思いますが、実は一度もお会いしたことありませんでした。
昨晩たまたまTwitterでフォローをいただき、高田馬場で19:30から街頭演説が行われるとの情報をゲットしたので、早速アポ無しでお伺いしてみました。

松沢かおる候補は、慶應大学法学部在学中に司法試験合格され弁護士登録、そしてハーバード大学ロースクール卒業、ニューヨーク州弁護士登録というご経歴で、ママさん弁護士としてご活動されています。
国会事故調 調査課長、厚生労働省GPIFガバナンス改革担当参与など、公的なお仕事の経験もあります。
そして、東京未来ビジョン懇談会のメンバーとして、小池都知事との繋がりがありました。
なぜ、これほどの経歴で、非常にリスクの高いとも思われる国政へ立候補をされたのでしょうか。

以下、街頭演説@高田馬場駅前の書き起こしとなります。

-女性は保育園に入れるかどうか、その一点で産む月までコントロールしなければいけない-

高田馬場駅前のみなさま、こんばんは。
松沢かおるに、ほんの少しだけお時間をいただければ、大変ありがたく思います。
私は30代、子育て中の弁護士でございます。
みなさまの意見を聞いて、みなさまの声を聞いて、一体この国は、この国の行政は、本当に国民のみなさまのためになっているのか、憤りを感じて、今回立候補しました。

しがらみ政治に意義あり。
まず、しがらみ政治の1点目は、待機児童問題です。
我々が、しがらみ政治と呼んでいるのは、一部の人のためだけの政治のことです。既得権やその人たちのためになってしまっているのは、今の政権与党がそれで良いと思ってしまっている、残念ながらそのことに他なりません。
政府は、お父さんもお母さんも働きながら子育てをして、みんながイキイキ生きられる社会をつくるって言っている。待機児童対策を長い間やります、やりますと言ってます。でも本当は、残念ながら違います。
認可保育園と認可外保育園には大きな格差があります。
私の友達に、3月生まれのお子さんがいます。かわいい女の子です。でもその子は保育園に入れなかった。なぜか、もう締め切りが過ぎているからです。
一年間休職しろと言われました。それって、できるのでしょうか。
一年間働かないで、本当に余裕のある家庭はあるのでしょうか。
その方はやむを得なくてベビーシッターを雇いました。大きな負担です。
でも例えば、4月生まれ、5月生まれ、もっと早く生まれたお子さんは、たまたま生まれたタイミングで保育園に入ることができるかもしれません。
私たち女性は、保育園に入れるかどうか、その一点で産む月までコントロールしなければいけません。離婚を考えた方すらいます。
なんで、こんなに辛い思い、なんでこんな大変な思いをしなければならないのか。子どもを産んで、子どもを育てて、働いて税金を納める、まさに国の宝です。政権与党も女性は国の宝だと言っている。

でも、実際の政策はついてきていないんです。
それはひとえに、しがらみ政治だからです。
残念ながらこれは変わりません。彼らの支持母体のためだけの政治だからです。
私たち希望の党は、改革のできる保守政党です。
みなさまの大事な人生を、どうぞ私たちに預けてください。

私の理念は、みなさまが自分の人生を自己決定していけるということです。
このために政治がある。政治のために、この枠に私たちが合わせなければいけないわけではないんです。
それが本当の民主主義です。

-総合診療医という医療の窓口になるお医者さんを増やす-

しがらみ政治2点目は、医療制度の問題です。
病院に行って、長い待ち時間にご苦労されたこと多いかと思います。看護師さんも、お医者さんも頑張っている。みんな仕方ないって言う。
でも違うんです。
本当は、総合診療医という、医療の窓口になるお医者さんを増やせば、削減できます。医療費も削減できる。待ち時間も削減できる。
みなさんがどこの診療科にかかれば良いかすぐわかる。こんな良い制度があるのに、今の政権与党はしがらみ政治だからできません。
誰かが言いました。しがらみは絆と一緒だと。
違います。一部の人のお友達だけの絆、それはしがらみと呼ばれます。
しがらみと絆が一緒なんて、そんなこと誰の目にも明らかです。

-消費増税前に支出をどう削減するか、本当に必要なものは何か-

しがらみ政治の3点目、税金です。
みなさま、2年後には消費増税が予定されています。
8%から10%になる。今、日本の景気良くなっている実感、みなさまのお手元にありますか。
どんどんお買い物しよう、どんどん出かけよう、そういうムードでしょうか。
お金がないから税金を増やす、消費増税すると言っています。子どものために使うと言っていますが、違うんです。お金の問題ではありません。制度の問題です。
消費増税はまだすべきではない、一旦立ち止まるべきであると思っています。
お金がないからって増やすことは、家庭ではできないですよね。まず、支出をどうやって削減できるのか、本当に必要なものは何かを考えることです。
主婦のみなさんが当たり前にできることが、国ではできない。これもしがらみ政治だからです。
本当に残念です。私は消費増税を一旦ストップして考えます。
その上で議員自らが報酬削減をしてまいります。そして、公的なお金の使い道の情報開示をします。
そして、国会議員の透明化をはかっていきます。

-法の限界を感じ、崖から飛び降りる覚悟で立候補-

やる気、元気、本気いっぱいですが、まだ新人候補です。厳しい戦いをしております。
みなさまの一票がなければ、この熱い想いを国政で叶えることはできません。
私は、10歳の時に正義の味方になりたくて弁護士を志し、21歳で司法試験に合格しました。
しかし、弁護士になっても法の限界がありました。
だから今回、崖から飛び降りる覚悟で、立候補しました。
希望の党公認、松沢かおるです。雨の中、お聴きいただきありがとうございました。

東京1区は超激戦区です。
新人として立候補されましたが、認知度を高めるだけでも大変なことです。
また、お会いできておりませんが、幸福実現党の原口 みき候補、無所属の犬丸 光加候補もいらっしゃいます。
ぜひ、チェックをいただければと思います。

松沢候補は、文字だと伝わりませんが、後半は涙を流しながら演説をされていました。
選挙戦もあと残すところ1日で、盛り上がってまいりました。
厳しい天候の中ではありますが、各候補には全力で戦い抜いていただきたいと思います。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社