こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日は、大久保駅すぐの串揚げ居酒屋ふさおさんへ。
お店のホームページはこちら。
こちらのお店は、(聴覚も含む)障がい者支援や手話言語条例の調査で明石市を訪問した際にご一緒させていただいた、群馬大学の金澤教授と教え子の二神さんにご紹介いただきました。
聴覚障がいを持つ方の支援については、筆談議員こと斉藤りえさんとお仕事でご一緒させていただいていた頃から、手話、筆談、要約筆記、そしてUDトークなどの情報保障やコミュニケーションを経験させていただいてきました。
今でこそ、イベントの際に情報保障に気をつけたり、UDトークで音声認識字幕を配信することもできるようになりましたが、当事者の方々と接する以前は想像もつかない世界でした。
実は、ふさおさんには普通の居酒屋とは異なる魅力があります。
それは、店長がろう者(聴覚障がい者)ということです。
注文のやりとりは手話で行いました。
ビールは手話だと、栓抜きを開けるような動作です。
一般的な居酒屋だと、周囲の声がうるさすぎて落ち着いて話ができないことも多いものです。
しかし、お客さんの中にも当事者の方が多く、手話でコミュニケーションを取られているため、本当に静かなお店です。
ちょうど私たちがお店にいた時に、誕生日のサプライズが行われていました。
音はありませんが、大変盛り上がっていて、私も隣から手話で拍手をさせていただきました。
そして、偶然お店にきていた金澤教授の教え子さんと久しぶりに再会する場面も!
新宿区内に聴覚障がい者が気軽に集まれるお店があるとは知りませんでした。
もちろん、手話ができない方でも指差しで注文を行うことができますし、どなたでも楽しめます。
串揚げも美味しく、リーズナブルな値段で楽しめる超優良店なので、ご興味のある方はご利用いただければと思います。
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本日は、ふさおさんの最寄り駅である、大久保駅の南口に集合しました。
実は南口改札に駅員さんは一人もいません。
何かトラブルがあれば、インターホンで連絡をすることになっていますが、視覚的なコミュニケーションが取れません。
実際に聴覚障がいをお持ちの方が困っていることもあったそうです。
人の配置が難しいようであれば、画面を設置するなど対応が求められます。
それでは本日はこの辺で。