障がい者の問題は発明家が解決!寝たきりの方が、数百キロ先から分身ロボットOriHimeでコーヒー運ぶカフェ

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

午前は、自治・議会・行財政改革等特別委員会でした。
議会改革が主なテーマでしたが、別の機会にご報告させていただきます。

お昼には、新宿駅西口で開催されていた新宿区内障害者福祉施設共同バザール・障害者作品展へ足を運ばせていただきました。
物販や作品の展示、障がい者スポーツや障がいを体験する取り組みなどが行われていました。

その後、オリィ研究所が手がける分身ロボットカフェ「Cafe DAWN ver.β」へあたらしい党 音喜多駿代表と遊びに行きました。

遠隔コミュニケーションロボットOriHime-Dによる分身ロボットカフェ Café DAWN

このカフェは、分身ロボット「OriHime-D」が接客をしてくれます。
分身ロボットとは、離れた場所にいてもロボットを通すことで、話やジェスチャーができるロボットです。

今回のDAWNさんは、寝たきりの方がOriHime-Dを操作されていた方は、寝たきりの方でした。
注文を取られたり、ドリンクやお菓子を運ばれたり、大変丁寧な対応をいただきました。

OriHimeを操作されている方々と、様々なお話をさせていただきました。
カフェの次に挑戦してみたいことについての話題になりましたが、
「東京2020オリンピック・パラリンピックでボランティアに挑戦してみたい。」
とお話をされていました。

オリパラのお話をされることは想定外でしたが、議員への陳情の新たな形です。
分身ロボットの存在が政治参加のあり方も変えてしまったことに感動いたしました。

また、DAWNは、アニメ「イヴの時間」とコラボした企画です。
会場は、アニメの作中に出てくる、ロボットと人間を区別しないカフェ「イヴの時間」の再現です。
イヴの時間は、ロボットと人間の関係性について考えさせられる名作ということはもちろん、実は作品内に私が住む落合が完全再現されて出てきます。
新宿区民としては感動ポイントが多い作品なので、おすすめです。

オリィ研究所のみなさま、吉藤オリィ所長、不思議な体験をありがとうございました。

行政による障がい者福祉政策は必要なもので、先人の努力があってこそ今があります。
しかし、行政が障がい者のあるべき姿を決めてしまう側面もありました。

ALS等、眼球しか動かないため働くことが難しいとされてきた方でも、やりがいを感じながらお仕事をすることは可能です。
テクノロジーが発展したことで、大企業以外でも低コストでプロダクトを開発することができるようになりましたが、オリィ研究所も学生時代に立ち上げられた会社です。
これから若い世代を中心に、たくさんの発明が生み出されることになるでしょう。

政治家も発明家・起業家に遅れをとることなく、未来を変える覚悟が必要です。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社