新城市若者議会は若者が主役!予算1000万で政策実現

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、新城市若者議会のシンポジウムへ。

新宿区には、様々な課題がありますが、まずは区政への信頼回復や区政参加の機会が、何よりも大切なことだと考えています。
そのため、議会の質問時間を活用し、若者の政治参加について訴えを続けてきました。

私だけの力ではありませんが、ついに今年度から、若者会議やインターネットの活用が行われる見込みとなりました。

過去のブログはこちら↓
若者の街新宿区だから、若者政策日本一を目指します!

新城市若者議会は、若者の政治参加に関する先進的な事例としても有名です。
新城市若者議会条例を制定し、実際に1000万円もの予算に対して提案を行う画期的な事業で、過去の定例会でも参考にさせていただきました。

詳しくはこちら↓
新城市若者議会

若者の政治参加について様々な方にご相談させていただいておりましたが、新城市若者議会については、様々な方からご紹介をいただいておりまして、今回は必ず出席しようと決めていました。

こちらのイベントをご紹介いただいた一人が、長坂なおと豊橋市議でした。
「豊橋寄ってき。」
とコメントをいただいておりましたので、豊橋駅で乗り換えということもあり、豊橋市議選の応援の際に、音喜多さんも立ち寄ったというお店でお昼を食べるためにも、下車することにしました。


長坂市議は、本日、豊橋駅周辺のランチマップを作成するために取材をされているようでした。

豊橋に滞在した時間は短いものでしたが、新城市職員の方をメッセンジャーでご紹介いただきました。
長坂市議、大変お世話になりました!

そして、新城市に足を運ぶことになった直接的なきっかけになったのが、会場にいらっしゃった名古屋若者会議の水野翔太さんでした。

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未来の若者が政治を諦めないためにも、今の若者が動くしかない!

本日のイベントでも、主役は完全に若者です。
まちづくりに熱い想いで取り組み、それを先輩がサポートするという流れができていました。

シンポジウムということで、小玉重夫教授による主権者教育に関する基調講演や、パネルディスカッションがありました。

パネリストの方のお話にも、多くのヒントがありました。
例えば、山形県遊佐町では小、中、高生に被選挙権がある少年議会という取り組みが行われていたり、別のパネリストの方は、街頭で若者の声を集め政策に反映させるなど様々な取り組みが行われてきました。

そして新城市若者宣言2017を策定するというワークショップを行いました。

穂積新城市長からは若者に対する期待を込めて、
「日本のスタンダードにしたい。」
とお話をされていました。

市長がおっしゃるように、新宿区でも若者会議を参考にすべきだと思います。
改めて、私が提言を行う際のポイントを考えてみます。
全国で若者会議はいくつかありますが、新宿区においても、若者議会として条例化され、予算をつけて事業を行うところまで約束されているところまで検討する必要があると思っています。

若者会議のメンバーは、
「新城市若者議会に参加して、政策が実現することを経験し、大きく成長した。」
とおっしゃっていましたが、教科書では学べない、まちづくりのやりがいを感じることができる場になっていたようです。

政策実現までに、若者で議論を行い、さらに、市議会とも意見交換を行います。
議会で若者について議論を行う際にも、実態との乖離を感じることがあるため、議員にとっても必要なことだと思います。

新宿区で若者会議を開催する場合にも、ただ若い人にヒアリングするだけではいけません。
新城市の若者議会に負けないように、若者が主役となり、政策立案を行うための事業にすることが必要です。

もちろん、若者のアイデアにはこれまでの常識をうち破る斬新さが期待できますが、大きなお金を動かした経験がないため、予算の見積もりなど、壁にぶつかることもあります。

そこは、アイデアを活かすために、行政職員や専門家がサポートすることで、前に進めていくことも必要です。

加えて、新宿区で要望合戦にならないようにしなければいけません。

数百万円から数千万円程度の予算がつくとしても、そのお金は天から降ってきたものではなく、そのお金は納税者のものだという認識が前提として必要です。
そのため、予算を使うことだけでなく、個別の事業のみならず、時代にそぐわない事業を縮小削減していくなど、行財政改革についても議論を行うべきでしょう。

先日もお伝えしましたが、伊藤陽平事務所に先週から大学生インターンがやってきました。

ちょうど予算の審議が近いため、インターン生も交えながら必要な事業について精査を行なっていたところ、
「なんでこんな事業にお金がたくさんついてるんですか?」
と、多くの事業に対して、存在意義が見出せないという意見がでました。

もちろん、セーフティネットなど福祉の拡充は必要ななことです。
しかし、本当に税金を投じてやるべき事業かどうかを判断しなければ、納税することでかえって自分たちの生活が厳しくなる、ということを自覚しなければなりません。

そのため、ハードルはあると思いますが、納税者としての、若者としての自治体経営の視点は、当然に求められているものです。

改めて本日は、新たな出会いもありましたし、若者政策について考える刺激的な時間を過ごすことができました。

若者会議、あるいは提言を続けてきたネットを活用した政治参加など、これまで訴えてきたことが、これから実現をしていくことになります。

今後は具体的な点についても提言を行い、新城市と新宿区が意見交換できるようにするなど、先行する自治体とのネットワークを構築するところまで進めていきたいと思います。

また、私の力で政策が実現したわけではありませんが、着実に区政が動いていることを実感し、区議会議員をやらせていただいていることに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

東京都政が注目されていますが、ぜひ新宿区政の新たな流れにもご注目ください。

それでは、本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社