新城市からパクった「若者は問題ではなく資源!」の起源は若者投票率8割のスウェーデンだった!

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

先週の話になりますが、YouthCreateさんの勉強会へ出席させていただきました。
最年少議員として最優先政策である「若者と政治」というテーマは、全議会で一度も欠かすことなく取り組んできました。
政策を考える際に、このような勉強会やYouthCreateさんから情報提供などの機会をいただき、いつも大変参考にさせていただいています。
全3回ですが、まだあと2回あるので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

<電通若者研究部の若者の捉え方>若者×政治家 若者と政治の最適なコミュニケーションを共創する3回イベント | お知らせ,イベント | NPO法人YouthCreate

会場では、子育てイベント等でご一緒させていただいた新宿区民の方とバッタリ!
若者の政治参加について区民の方が当事者意識で考えてくださることは、本当にありがたいですね^^

今回の勉強会のテーマは、「投票率80%の国スウェーデン」でした。
講師は、スウェーデンの若者政策について研究をされている両角達平さんです。
スウェーデンは、30歳以下のいわゆる若者の投票率は、なんと8割を超えています。
1945年から国の政策として若者の社会参加の機会を増やす取り組みが行われています。
例えば、若者の声を地域行政に反映する仕組みとして、若者協議会という組織が存在します。
新宿区でも今年度から若者会議がスタートしましたが、しっかりと地域に影響を与えられる存在へとブラッシュアップしていきたいです。

そして、被選挙年齢が低いため、10代の地方議員も存在します!
私は27歳で地方議員になりましたが、日本ではこれでもレアケースです。
今は30歳ですが、自分が決して若くはないことを改めて感じました。
さらに若い世代にチャンスが作れるよう、国に対しても要望を行ってまいります。

勉強会の後の懇親会では驚くことがありました。
新宿区議会では若者会議についての提言を行ってきましたが、新城市若者議会の取り組みに特に大きな影響を受けています。

視察レポートはこちら。
新城市若者議会は若者が主役!予算1000万で政策実現

こちらの書籍もご参考に。
自治体若者政策・愛知県新城市の挑戦―どのように若者を集め、その力を引き出したのか (市民力ライブラリー) | 松下 啓一, 穂積 亮次 |本 | 通販 | Amazon

穂積新城市長が、
「若者は問題ではなく、資源である!」
と言い切る姿勢に感銘を受け、その言葉を参考にしながら議会で発言をしましたし、今でもこの考え方がしっくりきています。
懇親会の席でお話させていただいたところ、新城市長が参考にしたのはスウェーデンの政策で、なんと講師の両角さんのブログも読まれているとのことでした。

若者を「問題」と考えない愛知県新城市がすばらしい。

新宿区議会まで波及するとは、スウェーデン、そして両角さんの影響力おそるべし!

若者と政治というテーマについて考えるとき、若い世代を行政に取り込もうとは考えていません。
民間で自由に活動していただく方が、高い価値を生み出すことができるでしょう
しかし、若者も選挙権を持っていて、子どもたちも主権者であることは変わりません。
若者も、子どもも、政治のあり方について変えていける立場にあることは事実です。
行政や議会に若い世代の声が届かないということは、別の層の声が大きくなってしまうことを意味しますので、望ましいとは考えていません。

YouthCreateさんの勉強会は、あと2回あります。
もちろん、私はどちらも出席させていただく予定です。
質の高い講師のお話に加えて、ディスカッションの機会もあります。
刺激的な学びの機会なので、若者と政治に関心のある方はぜひご参加ください。
新宿区議会でも成果につながるよう頑張ります!

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社