2,300億で一人一台端末「GIGAスクール」IchigoJamアリじゃない?

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、ICT×学校をテーマにした勉強会に参加しました。
具体的な内容は非公開ですが、学校の先生や小学生・高校生、保護者の方とのディスカッションもできたので、大変有意義でした。

昨今では、GIGAスクールが話題になっていますが、2,300億の予算で1人1台の端末導入に向けて本気で動き出しています。

一人一台端末が整備され、学校のICT環境が整備されることで個別最適化された学習の実現、教員の働き方改革などの効果が期待できます。

一方で、新宿区でも平成29年に6億円弱の投資を行い、タブレット端末2,600台と電子黒板・プロジェクターの整備を行いました。

Surface Proを導入していますが、1万人以上いる全ての児童・生徒の分まで整備すると莫大な税金が必要になるでしょう。
国・地方問わず財政状況の厳しさが増す中で、教育に関しても納税者に多額を将来世代にとって望ましいものとは考えていません。

海外でコンピュータと人によるブレンディッドラーニングを導入して成績が向上した事例もありましたが、教育予算が削減されたことで挑戦が行われていました。
教育改革を全般的に行うことで、公費を最小限におさえながら質を高めることを目指したいです。

自宅に端末をお持ちの場合もありますが、クラウド上で学習する場合は活用可能です。
また、一般的なパソコンやタブレットが想定されていますが、学校の判断ででラズパイ×モニターや1,500円の子どもパソコンIchigoJamなども選択肢に入れるべきです。

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さらに、実社会ではパソコン、タプレットのみならず、スマートフォンの活用が進んでいます。
私自身もブログや議会の質問原稿の多くはスマホで書いていますし、民間でもスマホ一台で仕事が完結して収入を得ることが可能になりました。

遊びの道具に見えてしまうかもしれませんが、スマートフォンの活用など、既存のリソースを有効活用することも大切です。

極論ですが、IchigoJamのみで授業をする学校が結果を出すかもしれませんし、GIGAスクール時代だからこそパソコンがなくても農業や建築を体験しながら各教科を学べる学校がテストで高得点をたたき出すこともあるかもしれません。

子どもが求めている学びは一人ひとり異なるもので、学習指導要領にとらわれず選択肢を増やすことが第一です。

今後も費用対効果を考慮しながら、ICT環境の整備に関する議論を進めてまいります。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社