新宿区には多様な家族。保育園も婚姻関係より実態で

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こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
パートナーシップ・ファミリーシップに関する質問をいたしましたので、ご報告させていただきます。

吉住区長もイベントで性的マイノリティの当事者とトークイベントに出演されたり、対話を続けられています。
実際に、区長のもとにもパートナーシップ制度を求める声が届いていると思います。このテーマについてはよくご理解をいただいていると思います。

平成30年の第二回定例会で「新宿区における性的マイノリティへの配慮に関する陳情」が区民から提出され採択されました。私も当時は文教子ども家庭委員会に所属していたので、議論をさせていただきましたが、各会派のみなさまが熱心に取り組まれている様子が伝わってきました。
陳情が採択されること自体が非常に珍しいことですが、特に党派を超えて推進をしたいと考えていることの表れです。

行政と議会がこれだけ関心を持って取り組んでいることではありますが、今後も改善が必要です。特に、パートナーシップ制度は過去に質問したことがあるため、改めて説明はいたしません。今後はこれに加えて、ファミリーシップ制度も検討しなければならないと考えています。

この制度は同性カップルのためという側面もありますが、それ以上に子どもたちのために必要なことです。
私の知人にも性的マイノリティで子育てをされている方もいらっしゃいます。例えば、子ども家庭部や保育園では家族として認められ、現場での理解はあるようです。
しかし、新宿区にはパートナーシップ・ファミリーシップ制度がないため正式に家族だと認められず、その方は新宿区の対応に矛盾を感じられていました。

性的マイノリティの当事者カップルだけのためだけに提案しているのではありません。
家庭環境を主体的に選ぶことが難しい、お子さんのためにもこの制度が要です。実際にお子さんがいらっしゃる以上、子どもが安心して暮らせるように区として認める必要があると考えています。
このような状況を新宿区として認めないということがあっては、子どもたちに申し訳ないと思います。

明石市は、パートナーシップ・ファミリーシップ制度を本年1月に導入しました。
これにより、同性カップルであっても子どもが家族と認められるようになりました。このような制度は新宿区にも必要だと考えています。

以下、質問と答弁になります。

伊藤 性的マイノリティ当事者の子育てについて、また子どもたちについて、どのようにお考えでしょうか。検討中の支援があれば教えてください。
パートナーシップ制度は党派を超えて全国の自治体で実現されています。吉住区長は国の動向を注視されてきましたが、国よりも先行して制度を設けた自治体をどのように評価されていますか。
新宿区で制度としてパートナーシップ・ファミリーシップを認めていくことが必要だと考えていますが、どのようにお考えでしょうか。

吉住区長 区は、性的マイノリティ当事者の子育てや子どもたちも含め、誰もが人として尊重され、性別にかかわりなく自分らしく生きることができるまちをめざしています。
保育園等の入園手続では、戸籍上の婚姻関係の有無にかかわらず、現に児童を監護している方からの申請に基づき、教育・保育給付認定を行い、認定内容に応じて施設等をご利用いただいています。また、保育園等の現場からは、性的マイノリティの保護者であることによる相談事例はありませんが、相談があった場合には、個別に対応してまいります。

今後の支援として、令和3年度に、小学5年生向け男女共同参画啓発誌について、性の多様性等についても記載した改訂を行う予定です。また、性自認や性的指向に関して、正しい知識や窓口対応等を記載したハンドブックを作成し、子どもに関連する業務を行う職員も含め、全職員への配布を予定しています。
今後とも、区民の意識啓発や職員の理解促進を図り、性的マイノリティ当事者の子どもたちが安心して暮らせるよう、取り組んでまいります。

次に、パートナーシップ制度を国よりも先行して設けた自治体の評価と、区の制度としてのパートナーシップ・ファミリーシップに対する考え方についてのお尋ねです。
パートナーシップ制度は、性的マイノリティ当事者の方が、社会生活を送るうえで抱える、さまざまな問題に対する自治体の取り組みのひとつであると捉えています。
パートナーシップについては、婚姻と同等の保障を行うためには、婚姻制度のあり方について十分な議論を踏まえたうえで、国において結論を出すことが必要と考えており、これを前提とするファミリーシップを含め、区での創設は考えていません。

現場で丁寧にご対応をいただいていることについて、改めて感謝を申し上げます。
お子さんのためにも、家族であることを認めることが大切だと考えています。

パートナーシップ・ファミリーシップについては、他自治体に対する考え方を伺うことができました。
このテーマについては条例提案もいたしましたので、改めてご報告させていただきます。

それでは本日はこの辺で。

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ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員。無所属。1987年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科公共経営専攻に在学中。グリーンバード新宿チームリーダー。Code for Shinjuku代表。正社員エンジニア。