子どもの学びは多様。進化する通信教育に対応を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

通信教育の推進について質問しました。
学校教育は大きく変わりつつありますが、生まれたときからスマートフォンやタブレット端末が自宅にあり、メタバース等にも触れているこれからの子どもたちにとっては、まだ学校教育はとても古いと感じてしまうかもしれません。
オンライン中心で授業を受けられる高校が注目されていますが、効率的に学び、自由な時間を活かし、VRを活用したオンライン授業も行われています。
従来の学校生活に馴染めない方も勉強を諦めずに済み、新しい学びの可能性が広がっています。

おそらくこれは最先端の学び方だと思いますが、私が小中学生の頃は考えられませんでした。
今ではこのような生き方もできるようになりましたが、社会の変化に教育委員会や学校が追いつけなくなることで子どもたちに適切な指導ができなくなる可能性もあります。

通信教育には大きな可能性を感じています。
私も通信制大学に通っていた時期がありましたが、学費は十数万で、オンラインで授業が受けられます。
全員にとって最適な選択肢ではないかもしれませんが、奨学金等の負担は軽減できます。
例えば教員が進路指導等で様々な選択肢の一つとして示せるようにするべきだと思います。

以下、質問と答弁です。

伊藤 進路指導等の観点からも、教育委員会や学校が未来の社会に対応できるようテクノロジー等を理解する必要があると考えていますが、何か対策されていますか。
進路指導の際、通信制高校や大学等の選択肢を提示することも必要と考えていますが、何か対応はされていますか。

教育長 本区の中学校・中学部の3年生には各校の進路指導を通して、通信制高校も含めた幅広い進路選択ができるよう進路説明会などを通して保護者も含めて説明をしています。
その際には、都立高校や私立高校と比較し、自身の必要な学びや具体的に進学先の通信制高校で専門性を高められることなど、該当の校長先生や進路担当者を招き説明を受けている中学校もあります。
また、各校の進路指導主任が集まる進路指導主任会ではこうした内容を共有し、各校の進路指導へ活用できるよう情報共有を図ってまいります。
今後も、様々な進路選択を生徒ができるよう学校と協力して進路指導を進めてまいります。

一人ひとり求める学びは異なりますが、高校では学びの選択肢が増えてきました。
義務教育では賛否ありますが、児童福祉の観点から小中学生であればお子さんとの面談の機会を設けるなど対策を講じながら推進することが重要です。
引き続き学びのアップデートができるよう、議会活動に取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社