個人情報保護法改正で7年続けた審議会委員は今期限りで

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

令和3年に個人情報保護法の改正が行われました。
自治体の事務にも大きな影響があります。

これまで自治体で個人情報保護条例を定めておりましたが、それを廃止して自治体も法律の対象になります。
自治体の個人情報についても国が一元管理を行うことになり、新宿区個人情報保護条例は廃止となります。

私が当選以来7年ほど委員を務めてきた新宿区情報公開・個人情報保護審議会で諮問を行なっていました。
しかし、国が示した指針に基づく安全管理措置を行い、個人情報保護委員会が監督監視することになります。
法改正後は、審議会への諮問を行うことは法の規律と解釈の一元化という趣旨から反することになります。

そのため、新宿区情報公開・個人情報保護審議会ではこれまでのように諮問を行うことはなくなります。
審議会は縮小し、議会選出の委員もなくなる見通しです。
エンジニア出身の委員として情報セキュリティについて諮問する機会が得られなくなることは残念ではあります。

一方で、私は以前から情報セキュリティの専門家を委員にすべきと提案しておりまして、そのこと自体は結果的に実現することになりそうです。
事後報告にはなりますが、弁護士や情報セキュリティの専門家等がチェックをすることで、個人情報保護体制が強化されることになります。

条例については今後議会で審査が行われますが、議会としてどのように個人情報保護に関わっていけるのか、引き続き議論を行なってまいります。

それでは本日はこの辺で。