こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
新宿区長選挙も5日目となり終盤戦に突入しました。
本日から、勝手に突撃インタビュー企画がはじまりました!
現職新宿区長の吉住健一候補のインタビューをお届けします。
吉住健一新宿区長とは、私が議員になる以前からこの企画にご協力をいただいておりました。
連絡先もわからずアポもとっていませんでしたが、偶然職場目の前で街頭演説が行われたので、初対面にも関わらず駆けつけて突撃インタビューをお願いしてしまいました。
素性の怪しい人物が突然現れて、無茶な要求をされても、真剣に意見交換をいただいたことがとても印象的でした。
以下、インタビューの記事になりますので、お楽しみください。
よくある質問かと思いますが、吉住はるお都議とのご関係は?
伊藤 昨年は吉住健一新宿区長、そして現都議の吉住はるお前新宿区議会議長でお二人の吉住さんが新宿区の重要なポジションに就かれていたことで注目を集めました。
インターネットの情報収集をしていると「吉住健一 吉住はるお 関係」というキーワードで検索をされているようでした。
他にも「吉住はるお 吉住健一 親子」とまで検索されているようです。よくある質問の定番かと思いますが、さすがに吉住候補と親子ではないですよね!?
吉住候補 縁もゆかりもないんですが、たまたま同じ新宿出身で大学は学部違うんですけど日本大学で同じです。ダブった時期はほとんどないんですが、与謝野事務所だったこともあり、非常に共通点があるものの、まるで接点がないのが正直なところです。
伊藤 多くの方に誤解をされている!まさに前回伺った吉住ホームのお話しみたいですね!
吉住候補 性格も対照的なので。お互い手抜きをしない、人を害することをしないということで協力しているうちに信頼関係ができていて、飲み仲間になっていたという感じです。
伊藤 今も飲みに行くんですか?
吉住候補 今でも行ってます!また、トー横キッズについて東京都議会でも質問をやってくれました。私と知事と対話の機会がありまして、基礎自治体レベルでお付き合いしている小規模なNPOでは国の事業の対象にはならないので、東京都と一緒にやれないかということを投げかけをしています。そういったところも都議会でも言われているので、同じ目標に向かって、同じ問題意識を持って活動してくれています。
伊藤 トー横については、私も改めて議会で取り組みたいと思っています。他会派の議員さんだけでなく、私も現場に足を運びました。女性対象の支援はありますが、男性対象のシェルターなどは必要だと感じています。吉住候補はトー横だけでなく、大阪のグリ下にも行かれてましたが、まさに夜行バスで移動をされていたり大変な状況になっています。
吉住候補 大人だとシェルターにということになりますが、未成年だと難しいところもありますね。
自治基本条例の住民投票事例と外国人の区政参加について
伊藤 自治基本条例は制定されてから時間がたっていますが、住民投票については進捗がないということになっています。今後、推進するお考えはあるのでしょうか。今回の選挙でも外国人についても投票の対象にすべきという議論もありますがいかがでしょうか。
吉住候補 住民投票自体は、全面的に否定するものではありません。何を対象にするかということは重要だと考えています。限定列挙すべきものなのか、それともみんながやりたいと言ったらやってしまうということにしてしまうのか、いわゆる法律に基づいた住民投票は要件があります。法的な拘束力はなく、先行自治体では50%の投票率を超えないと採用しないということですが、そもそも区長選挙ですら30%いかない状況で果たして投票率が低いので毎回無効になりましたみたいな話もあります。区議選も40%いけばという状況で、下手すると30%台になるんじゃないかということもあるので、住民投票自体が成立するということは一つ課題になっていると思います。
外国人の投票権の場合は、逆に住民のみなさんの合意を得ていくということが必要になってくると思うんです。かなりリベラルな地域である武蔵野市ですら否決されてしまったという状況もあるので、議会のみなさんはそういう意見を持っている人が多くても、住民はそうではなかったというギャップもあると思います。そこの見極めが必要だと思っています。絶対ダメとかそういうことは思っていません。代替措置として、多文化共生まちづくり会議もあるんですけど、当事者の声を聞く機会を作っています。それでも代表が集まっているとも言えないかもしれませんので、意識調査もまたやるのでなるべく丁寧に声を拾っていくべきだと思っています。
若者に向けてのメッセージをお願いします!
伊藤 前回新宿区長選挙の20代投票率が約12%という結果でしたが、これから若者のために行動したいことを教えてください。また若者へメッセージをお願いします!
吉住候補 若い人たちが大人を信用できていないのかもしれません。昔は子どもの夢として大臣になるということがあったんですが、平成以降は全然ランキングも入っていないです。むしろなりたくない職業になってしまっています。
伊藤 YouTuberなどが人気ですね。ガーシーはどっちもやってしまいましたが(笑)
吉住候補 まずは、自分ができることは、こういう人間もいたんだということ、少なくとも悪いやつじゃなかったと思ってもらえるようにしたいです。今も報道機関からどこどこでどんな演説をやりますか?と取材がきてるんですが、無理やり人を集めることは極力したくないと言っています。逆に人がいるところに自分が出ていくようにしています。昔のように娯楽がなかった頃は演説会にたくさん人が集まっていました。今はそういうことはないんで、こちらからいかに発信していくかということが重要だと思います。
よく私のTwitterでおじさん構文という表現をされた時期がありました。自分たちのやり方を表現の定型として使っていると若い人には受け入れてもらえないので、若い人がどういうやり方をしているかを分析してすべることを恐れずにやっていくしかないかなと思っています。
若い人にはいずれみんなも歳をとるんで、今は言いたいことを言っておいて、歳をとったときにさらに進化した若者に驚くのか、それとも受け入れていくのかということがあると思うんですが、懐の深い大人になってくれればありがたいと思っています。
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ご親戚やご兄弟と勘違いされている吉住はるお都議とも連携して、トー横キッズの取り組みを進められている様子が伝わってきました。
また、吉住候補に対して「トー横キッズについても新宿区に住民票がないから対応をしない」という批判もあるようですが、これは誤解があるように感じました。
若者も含めて、世代問わずSNSでもコミュニケーションをとられていますが、返信率もかなり高いです。
選挙前にカツの写真をアップされるなど、熱い投稿をされているのでぜひチェックいただければと思います。
吉住健一候補、お忙しいところご対応いただき本当にありがとうございました!
それでは本日はこの辺で。