これまで申し送られている議会改革の事項について

こんばんは。新宿区区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、自治・議会・行財政改革等特別委員会でした。
議会改革に関する意見交換が行われました。

現在は19期ですが、次の20期へ議会改革について申し送りをするのか、するとすればどのような内容かということについて意見を述べました。
別の議員の方がいらっしゃると思うので、またご議論をいただければとは思いますが、参考になることも多いと思います。

現在は19期後期ですが、これまで18期の前期後期、19期前期とこの委員会に所属していました。
これまで様々なご意見がありましたが、直近の19期前期から後期へ以下の通り申し送り事項が列挙されています。

(1)議会のICT化に向けた次の事項等について
(ア)文書共有システムの更なる利用促進
(イ)区議会フロアのWiFi等の区議会における通信環境の強化
(2)新宿区議会BCPの策定について、首都直下地震等の災害に備えるためにも早急に調査・検討されたい。
(3)議会広報の充実(議会だよりの読みやすい紙面の工夫、閉会中における委員会審査及び管内視察等の委員会活動の情報発信、本会議等のインターネット中継における質問項目の表示、委員会資料のホームページの公開、本会議等の会議録公開時期の短縮)について、区民にわかりやすい情報発信の実現のため、継続して検討すべきとの意見があった。
(4)小・中学生、高校生等に議会を知ってもらう機会の提供について、継続して検討すべきとの意見があった。
(5)議会基本条例、議会報告会、自治基本条例、住民投票条例、議会の情報公開として議会・委員会資料の区民への公開、速記録作成とホームページへの公開、委員会のインターネット中継の実施、通年議会の実施、議会事務局からの提案制度と体制強化・議員活動と政策提案の支援、伊那市(議会)との連携について、継続して検討すべきとの意見があった。

(1)と(2)は特に重要、(3)、(4)についても概ね合意が取れていることです。
(5)は会派ごとに合意がとれていない項目が詰め込まれています。
(1)〜(4)についてまずは重点的に進めるということも必要ですが、(5)についても多くは議会改革として重要とされていることで、可能であればすべて実行すべきと思います。
特に議会基本条例については視察を行い調査を続けてきたことなので、削除する必要はないと考えています。

オンライン会議については、安定した環境を整えることが必要、記録に残る発言や議決の重さから慎重にすべきというご意見もありそれは理解できます。
まず発言や議決には触れず状態で報告を中心とした非公式の会議で試してみる、途中で不具合があることを前提に挑戦することも必要だと考えています。

議会改革については多数決で進めるわけではないため、その良さと難しさを同時に感じています。
今期の結論については、またブログ等でご報告いたします。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社