こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
6月から新宿議会第2回定例会が開催されます。
この時期は会派メンバーも議会におりますので、新人のみなさまに質問の準備を推奨しています。
議員は、年に4回ある本会議で質問することができます。
質問と呼ばれていますが、事実を確認する場ではなく提案を含む発言が行われています。
答弁は区の公式の見解になるため、重みがあります。
質問は代表質問と一般質問があります。
代表質問では会派を代表して質問します。
区長のスタンスや財政など区政全般のテーマが取り上げられる傾向にあります。
大きな会派では代表質問として1時間くらい質問することもありますが、議員個人としての質問ではなく会派内でのコンセンサスも必要です。
新人には難易度が少し高いので初回は一般質問になることが予想されます。
一般質問は、5-10分程度で議員個人で質問します。
ご自身の地域での課題などを取り上げられる傾向があります。
強制ではありませんが、会派の新人のみなさまには6月に5分程度の一般質問することを推奨しています。
また、すぐに前向きな答弁が得られるテーマと難易度の高いテーマがあります。
例えば、予算が必要なテーマです。
10,000円分の支援と聞くと誰でも簡単にできそうですが、35万人の支援をすると35億円かかります。
さらに事務費も数千万から数億程度は発生します。
お金は天から降ってくることはありませんので、納税者にご負担いただくことになります。
また、予算を減らすべきという主張もかなり難しいです。
利用者がいるので、反対の声があるためです。
答弁は公式な見解になので、テーマによってはネガティブな答弁を引き出すリスクもあります。
答弁調整と呼ばれますが、事前に質問する内容をお伝えして、どのような答弁になるのか方向性を確認しておくと無難です。
最初は予算がかからない、条例制定をしない成果が出せそうなテーマに絞って一般質問をすると良いと思います。
もちろん、あえて前向きな答弁が出ない質問をすることもできなくはありません。
これは上級者向けですし、政治的な駆け引きを理解してから挑戦した方が良いと思います。
一期目のみなさまは素敵な方しかいないので、質問を楽しみにしています。
想いを形にできるよう、全力でサポートいたします。
私も自分の質問を作らないといけません。
新たな会派での質問なので、フレッシュな気持ちで勉強しながらのぞみます。
それでは本日はこのへんで。