決算総括とマイナスシーリングで経費削減

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

代表質問のご報告が残っているので順次行ってまいります。
今回は、決算の総括と改革について質問しました。

令和6年度決算は、一般会計で歳入約1,901億円、歳出約1,841億円、実質単年度収支は2年連続で赤字となりました。
物価上昇や施設整備など一時的な要因があるため予算増となることは理解していますが、財政対応力を強化するためには、ゼロベース予算の考え方を取り入れるなど、抜本的な改革が必要だと考えています。

以下、質問と答弁です。

伊藤 区長は令和6年度の決算をどのように総括されているのでしょうか。また、来年度の予算編成において、これまで以上の歳出削減が必要ではないでしょうか。

区長 令和6年度決算は、財政調整基金を80億円取り崩すとともに、実質単年度収支は2年連続の赤字となり、基金残高は前年度の327億円から271億円へと56億円減少しました。
経常収支比率は82.8%と依然として高い水準です。
こうした状況は、歳入の増を上回る積極的な財政支出を行い、物価高騰対策や地域経済活性化等に対応した結果と捉えています。
持続可能な財政運営を確立することが重要であり、来年度予算では、決算不用額の精査に加え、物件費に1%のマイナスシーリングを設定し、財源の効率的な活用や事務事業の見直し、経費削減に取り組みます。

私の提案が直接のきっかけではないと思いますが、これまでにもシーリングの導入を提案してきました。
今後はさらに厳しい数値設定やゼロベース予算の導入など、抜本的な改革が必要だと考えています。
引き続き、持続可能な財政運営の実現に向けて議会から提案を続けてまいります。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社