委員会も終了し、第三回定例会もあと1回の本会議のみとなりました。
定例会に入る前に皆様から新宿区への質問をいただきました。
区長や教育長からのご答弁をこちらに記載することをもって、
皆様へのお返事とさせていただければと思います。
以前、新宿区立の白銀公園では受動喫煙につながる環境があるのでは、
という内容のご質問を、
新宿区在住の子育て中の女性からいただきました。
まずは、白銀公園の情報を。
〒162-0816 東京都新宿区 白銀町3
神楽坂から少し北へ入ったところにある白銀(しろがね)公園は、この界隈では一番の面積を持つ公園です。
園内には、石の山やシャワー(夏季限定)などの遊戯施設があり、 子ども達が楽しめる公園です。
またイチョウやケヤキ、サクラなどの大きな木があり、 花や紅葉で四季の移ろいを感じることができます。また、園内において不定期ではありますが、プレイパーク事業が行われています。
私も現地まで調査のため足を運びましたが、
喫煙所の煙が「ホワイトキャニオン(写真左側の山らしき遊具)」に流れ、
受動喫煙につながる恐れのある状態でした。
また、喫煙エリア以外にも吸い殻が落ちていたことから、
歩行練習をしていたお子さんがタバコを拾いそうになったこともあるそうです。
こうした前提を区長へお伝えした上で、
議会で下記の質問をさせていただきました。
質問:
喫煙所の煙を遮るための衝立は、子どもの遊び場や通路まで煙が届かないよう考慮し、設置されているのでしょうか。また、先ほど申し上げました白銀公園のような状況がある場合、改善はされるのでしょうか。
この質問について、区長から答弁をいただきました。
区長答弁:
白銀公園を含めた区立公園の喫煙所には、
他の公園利用者へ煙が行かないようにするため、
衝立を設置しています。
しかし、白銀公園では、喫煙所を設置できる場所が限られているため、
子ども達が遊ぶ場所と喫煙所が比較的近く、
また、喫煙者も多いことから十分な効果を発揮できていない状況です。
今後、衝立の形状などの見直しを検討していきます。
衝立が十分な効果を発揮できていないことを認識していただいた上で、
前向きなご答弁をいただけたと思います。
また、他にも外国人の受動喫煙に関して
以前ブログでも書かせていただきました。
こちらのブログをお読みいただいた他の区民からも、
「新宿区内での外国人の路上喫煙が気になる」
とのご意見をいただき、
重ねて議会で質問をさせていただきました。
質問:
外国人による路上喫煙の増加に対する対応状況はいかがでしょうか。
区長答弁:
4か国語でのポスター掲示等を行っています。今後は、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、旅行代理店やバス会社の団体等に路上喫煙禁止の周知を依頼するなど、一層の啓発に努めていきます。
このようなご答弁をいただきました。
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東京オリンピック・パラリンピックを控える新宿区は、
路上喫煙問題に取り組んでいく姿勢は伺えます。
しかし、区民の方からのご意見に耳を傾けると、
まだ十分でない点も目立っています。
余談ですが、質問原稿は、
可能な限り皆様からいただいた原稿の状態で、
ほとんどそのまま採用しました。
私では気がつくことができなかった視点でご質問をいただき、誠にありがとうございました。
今回の調査・質問を通じて、
子育て世代にとって身近な「公園が抱える問題」に触れることができたことは、
大変良い経験になりました。
引き続き安全・安心の新宿区を目指し、
議会活動に取り組んでいきたいと思います。
それでは良い週末を。