原宿の駅前に大量の少女漫画の看板を発見!
この看板、どのようなことが書いているのでしょうか。
「お前に単純なパスワードは似合わないよ」
「強いパスワードにして本当によかった!!」
少女漫画の正体は、パスワードに関する啓発をしていたのですね。
パスワードに関する過去の記事(新宿区情報公開・個人情報保護審議会関連)はこちら。
パスワードの定期変更は本当に有効?技術者不在でセキュリティの議論はできません!
情報が多様化し、様々な無料コンテンツがPCやスマホで楽しめる現在、
わざわざお堅い情報を選び、読もうとする方は少ないでしょう。
これまでもIPAのような公の団体は、
「大文字小文字英数字記号混合で文字数を増やし強いパスワードを設定しましょう!」
と啓発を繰り返してきました。
しかし、いくら正しいことを言っていたとしても、伝え方がわかりやすく、面白くなければ、
「鬱陶しいなあ…」
程度にしか感じない若者が多いことは、私も肌で感じてきたところです。
「選挙に行きましょう!」と街で声がけをするなどの
これまで私が取り組んできた啓発活動でもそう感じていました。
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正しいことを言ってる人は社会にたくさんいますが、
発信者の目線が合ってないために、
受信者からは「情報を押し付けられた」と思われ、
話が響かないことは多いものです。
特に政治に関心がある方や実際に選挙に携わっているような方の中には、
時には過激だと思えるほどに情熱を持っている方もいます。
一方で、一般の方は必ずしも同じ熱量を持っていないことを認識しなければなりません。
特に「政治低体温」の若者に対する啓発は、
票にも結びつきにくいことから、
政治家もその層へのアプローチは積極的に取り組んでいないのが現状です。
だからこそ、政治に関わる当事者であっても、時に沸騰した頭を冷静にし、
関心の薄い方にもとってわかりやすく翻訳し伝えることが大切です。
私も、これまで区長選挙・衆議院選挙に関する情報発信をしてきた時には、
候補者インタビューの配信や、
どこよりもわかりやすくすることを心がけた選挙の解説、
女子大生アイドルやサムライ(ファッション武士)との駅前での選挙の啓発など、
若者目線を意識した啓発活動を独自に展開してきました。
また、東京都議会議員の音喜多師匠は私よりもさらにハイレベルで、
オンラインでの質の高いコンテンツ配信はもちろん、
地上波に取り上げられるほどクオリティの高いゆるキャラ(きたパン)での町おこしなど、
たくさんの笑顔を生み出してきました。
このような活動は、外から見ると遊んでいるようにも見えてしまうかもしれませんが、
試行錯誤しながらあらゆる手を尽くし、
政治に関心の薄い若い世代へアプローチをし続けていくことが大切だと考えています。
まだまだ実績は少ないですが、
政治に関心のなかった方にも興味を持っていただき、
体温を合わせることの大切さを感じています。
今回のIPA(独立行政法人情報処理推進機構)のような取り組みを参考に、
政治に関心がなかった方にも身近に感じてもらえるよう頑張ります^_^
それでは本日はこの辺で。