本日から三日間、ベンチャーキャピタリスト養成研修へ。
もちろん、政策として産業振興に「本気」で取り組むためです。
昨今、全国的に地方創世の大義名分により公的支出が行われています。
それは、現役世代や将来世代の財布からタックスイーターの財布へ財産が移転することを意味しており、民間主導で産業の衰退に歯止めをかけることができるものではありません。
そこで、産業振興を目指すためには何が本当に必要なのかを考えるべきです。
私は、その1つとして、成長分野である「スタートアップ」にスポットライトを当てるべきだと考えています。
そもそものスタートアップのビジネスモデルや、本当のインパクトを理解することがスタートです。
そして、行政にしかできないスタートアップ支援があります。
それは補助金や利子補給などの市場原理を歪ませるものではありません。
本当に必要な支援とは、ニーズに基づいた規制緩和・税制改革による支援です。
そのためにも、ベンチャーキャピタルからの出資を受けているスタートアップを中心に実態調査が必要です。
昨年の議会でも質問をさせていただきましたが、海外のシンクタンクではスタートアップの実態調査が行われています。
エンジニアの雇用や、政府支出の比率、規制などが取り上げられますが、現在の日本の政策はこれらの当たり前の指標を伸ばすものにはなっていません。
また新宿区に限った話をさせていただくと、区立のインキュベーションセンターがあります。
以前から議会でも問題視してきたことですが、「インキュベーションセンター」という箱はあるものの、インキュベーション体制が整っている、とはまだ言えない印象です。
これではスタートアップが衰退し、行政が税金によってインキュベーションされる状況と言えるでしょう。
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まずは、新宿区議会から起業家の成長を妨げる要因を全て除去することを目指し、真のインキュベーターになります。
今回の研修で具体的な手続きなど実務的なノウハウを学び、議会での提言にも活かしていきたいと考えています。
今回の研修の内容自体は一般公開できないコアな情報も含まれているため、あまりブログには書けませんが、私なりの解釈や具体的なアクションを定期的に当ブログでも発表していきます。
改めて真のベンチャー政策を新宿区、あるいは東京都へ提言をする機会を設け、今後議会でもしっかり扱っていきます。
それでは本日はこの辺で。