幸福実現党 吉井 としみつ候補「減税による経済成長と言葉遊びの国防脱却を」東京10区街頭演説

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
東京10区特集も、残すところあと2名となりました。

本日は幸福実現党の吉井としみつ候補をご紹介させていただきます。
幸福実現党 吉井 としみつ候補

慶應大学理工学部を卒業し、2012年、2014年は比例で衆議院選挙に挑戦。
そして2016年の補選にも立候補され、引き続き10区で活動をされています。

幸福実現党は、宗教法人幸福の科学を母体として2009年に結党されました。
公式サイトによると、すでに地方議会には16名もの議員の方がいらっしゃるようで、着実に勢力を拡大されています。

今回の選挙で幸福実現党が打ち出す政策は明確です。
まず、第一に国防の強化が掲げられ、防衛費倍増や自衛のための核装備を訴えられています。
さらに多くの候補者が語っていた憲法9条については、改正、防衛軍組織を主張されています。
もう一つのポイントが経済成長です。
消費税5%、そして法人税も10%台までの大幅減税を打ち出しています。

以下、街頭演説会@江古田駅前の書き起こしです。

-言ったことをきちんと守る、約束を守る政治-

吉井としみつでございます。3人の子どもを育てております。最年少で立候補しております。
さて、今回みなさまと一緒に戦ってまいりまして、様々なご意見をちょうだいしてまいりました。
特に日本にとって、嘘が多いということが非常に大きなポイントです。
どうか、みなさま方と一緒に、自分の国を自分で守る、この日本の政治を一緒につくってまいりたいと思います。

さて、今回みなさまと一緒に、清潔で勇断できる政治を実現させていただきたいと思います。
これは言葉を変えて申しますと、言ったことをきちんと守る、約束を守る政治です。
言ったことをまだまだ実現できない、そうした政治があるというご懸念、たくさんちょうだいしております。
どうか、みなさま方と一緒に、お子様方に対して誇りを持ってバトンタッチできる、清潔で勇断できる政治を、ぜひとも取り戻させてください。

-減税で経済成長による財源確保を-

2つのこと、ぜひともお約束させてください。
1つが安い税金です。消費税を5%に下げるということです。これがみなさまにお約束したいことです。
消費税を5%に下げて、毎日365日、お買い物の時には3%分のキャッシュバックです。
日本の経済まだまだ元気がございません。株価は上がったかもしれません。しかし、お給料が上がっていない。
また、お金をなかなか使わない。こうした状況が続いています。

減税を別の言葉で言いますと、福祉政策です。誰もが平等にこの恩恵に浴することができます。
消費税を5%に下げて、3%、約7兆円分をみなさま方にお返しさせてください。
よく、消費税を下げたら財源どうするの、とご質問をいただきます。
しかし、消費税を上げても、景気が悪くなってしまえば、財源は増えるどころか、減ってしまうんです。
消費税を上げたからと言って、財源はできません。財源ができるのは経済成長です。
景気が良くなることで、企業の業績も上がっていく、みなさまのお買い物がしやすくなる、商売繁盛する。
この流れの中で経済は元気になって税収も増える、つまり財源も増えるんです。
消費税5%の減税で暮らしを応援させてください。日本経済を元気にしていこうじゃありませんか。

-現実的なオプションとして核装備、核シェアリングも議論を-

お約束したいこと2つ目は、命を守る国防です。
これは、自分の国を自分で守るということでございます。
日本は北朝鮮ミサイル問題を解決することなく、二十数年たちました。
自民党をはじめ、他の野党も今の国防が危ないと言っています。
しかし、これ危ないと言いながら、本当に対応するのでしょうか。
私は、言葉だけかなと思っています。
言葉遊びの国防、もうやめようじゃありませんか。
幸福実現党も、8年前からブレずに北朝鮮ミサイル問題、ずっと言い続けてまいりました。
抑止力を強化して、例えば日本の防衛につきましても、核装備、核シェアリングも現実的なオプションとしてきちんと議論をしていくことが、重要ではないかと思います。
私も義理の弟2人は自衛官です。自衛隊のみなさんが仕事をしやすい環境をつくらせてください。
豊かな暮らし、強い日本を実現したいみなさま、比例は幸福実現党に、そして、東京10区は吉井としみつにみなさま方のご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
吉井としみつでございました。誠にありがとうございました。

吉井候補は減税を打ち出されていますが、消費税についてのスタンスは共産党と似ているように見えて大きく異なります。
政治といえば税を集め規制を行うことで問題解決をする役割を担う認識を多くの方がお持ちかと思います。
多様化する社会の課題を解決するためには、多くの税金を集めることが必要という考えです。
吉井候補は政府主導ではなく、民間主導で社会的課題を解決することを目指しており、政治姿勢としては自由主義に分類されるでしょう。
アメリカなど海外では減税や規制緩和により経済成長を狙う政党が存在しますが、国内では極めて珍しい政策と言えるでしょう。
今回の争点の一つである消費税を10%にした上での教育無償化について、幸福実現党はバラマキだとし、批判的なスタンスを取られています。
多くの政党が賛成する中で、異なる考え方があるからこそ、政策のメリット・デメリットを議論する機会にもなるでしょう。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社