こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
いよいよ2017年衆議院選挙、東京10区の候補者紹介も最終回となりました。
ラストは、無所属の小山 徹候補をご紹介させていただきます。
小山候補は、現在42歳です。
ご経歴ですが、工学系大学院を終了され、自動車製品の設計や開発関係のお仕事をされてきました。
政治に関しては未経験ですが、「本当の政治」を目指し立候補されました。
主な政策として、所得格差対策、社会保障(医療費)抑制、教育制度改革、憲法対応、国家安全保障、国際平和貢献を掲げられています。
詳しい政策や経歴についてはホームページに掲載されていましたので、ぜひチェックをしていただければと思います。
小山 徹 公式ホームページ
以下、街頭演説@江古田駅前の書き起こしです。
※これまでの書き起こしは演説情報をSNS等でチェックした上でお伺いしておりますが、事前の情報がなかったため、偶然遭遇した演説を途中から書き起こしております。
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なんらかの理由で就学の機会を逃してしまった方々には、基礎的学習から高度な専門教育まで提供し、経済的支援を拡充します。
-憲法改正には反対します-
次に憲法対応です。私は憲法改正には反対します。現在の憲法改正論議は、現行憲法が米国GHQによる押しつけ憲法であるということが議論されています。
しかし、このGHQの憲法草案は、日本人の民間憲法研究会が作成した憲法草案を参考につくられているということ、そこには日本人の恒久平和への願いがこめられているということが、いくつかの資料から明らかになっています。
私たちはこのことについて、しっかりと受け止めるべきだと考えています。
-日本は武力行為に一切関与せず、平和的手段を-
次に国家の安全保障です。私は安保法制には反対です。国家防衛の自立化を提唱いたします。
三つ目の対北朝鮮では拉致問題の解決に注力すべきと考えています。
まず、安保法制についてですが、日本は武力行使に一切関与しない。その代わりに、あくまで平和的手段で問題の根を断つという姿勢を貫き通すべきだと考えています。
また、二つ目の国家防衛の自立化ですが、米国をはじめとする国際社会と連携、協調は必要ですが、依存からは脱却しなければならないと思います。国連での核兵器禁止条約への不参加など、防衛の依存ゆえのジレンマが見てとれます。
成熟した国家となった今、私たちは国家防衛についても、自立化に向けて新たな一歩を踏み出す時にきていると考えています。
しかし、そのことは同時に自衛隊の増強を意味しますので、国内外で幅広い議論が必要になると考えています。
また、対北朝鮮に関しては、完全に切り分けて拉致問題の解決に注力すべきと考えています。
日本が米朝間の言葉での応酬に追従しなければ、日本が北朝鮮を攻撃する大義は全くございません。
-国際平和貢献として、紛争地域の全員が食えるように-
最後は、国際平和貢献。政策はただ一つ、紛争地域の経済、人材意識に活動のすべてを集中させ、日本はあくまで平和的手段で紛争の根を断つことを貫き通すべきだと考えています。
紛争地域の全員が食えるようにする。地域の歴史や文化にそくした適切な産業の種をまき、育て、根づかせるということに、日本は集中すべきだと考えます。
武力で問題が解決しないことは、すでに自明でございます。日本はいかなる難題に対しても平和的手段で解決をする知恵があると考えています。足りないのは、覚悟と行動力でございます。
-今の政治は本当の政治ではないことを教えてやろうじゃありませんか-
これらすべてに共通するのは、まず問題の本質をしっかりととらえ、本質にせまる対策を取らなければならないということ。もう一つは、社会の仕組みやルールをつくる際には、人任せや市場任せにせず、中立的な立場で政治が適切に関与しなければならないということでございます。
しかし、今の世界をみるに、政治はこうした役割を果たしておらず、その結果、社会に様々な歪みが生じ、結果として多くの問題が噴出しております。
私はこれまでいち有権者として、こうした問題に真剣に取り組んでくれる政治家の出現を強く望んでおりました。しかし、残念ながらその兆しは見られません。
そうであるのならば、自らの考えがしっかりしており、やり抜く強い信念があり、踏み出す勇気があるのであれば、自ら立ち上がるべきだと考え、小山徹は無所属単独での立候補を決意しました。
私はこれまで政治経験はありません。したがって知名度もまったくございません。
しかし、この問題に取り組むのであれば、ゼロからはじめるべきだと考え、今回の出馬を決意しました。
私はこれまで20年間、懸命に取り組んでまいった仕事、設計という仕事は、考える仕事でございます。頭から煙がでるほど考え抜いて、なんとか策をひねり出す、それが私が懸命に取り組んできた仕事です。
国際社会には多くの難題が山積しておりますが、私は諦めないで考え抜けば答えは見つかると確信しております。
はるか昔に政治に対する期待や関心を失ってしまった多くの方々、ひょっとしたら捨ててしまうかもしれないその大切な一票を、小山徹に預けていただけないでしょうか。
そして、教えてやろうじゃありませんか。本当の政治は私たちの生活の中にともにあるということを。本当の政治は、常識や良識の中にあるということを。そして、今の政治は、政治の世界の理屈でしかないということを。今の政治は政治家の世界の権力闘争でしかないことを。
今の政治は本当の政治ではないことを、教えてやろうじゃありませんか。
小山徹は、自ら感じ、考え、果敢に行動いたします。
小山徹は、心を開き、自らの考えを広く伝え、同志を募ってまいります。困難でも正しい道を選びやり遂げます。
今回の衆議院選挙東京10区には無所属で立候補しております。
小山徹をどうかご支援よろしくお願い申し上げます。
以上で私の演説を終了いたします。ありがとうございました。
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私も無所属として活動しておりますが、議席数が少ないと多数決で影響力を持てないことや、国政都政との連携が難しいことなど、苦労することもあります。
政策実現のためにはどこかの政党に入った方が良い、と言われてしまうこともあります。
しかし、無所属であるからこそ自由に発言ができるという最大のメリットがあります。
既存政党に入ってしまうと殺されてしまうような異なる意見を述べることもできます。
そして、現実的な提言を行えば、実現する可能性はあります。
また、多数決で不利な状況ではありますが、少数意見がすべて切り捨てられるわけではありません。
議論の過程で反対意見を述べることにより、改善につなげるなどの仕事をする余地はあります。
政党を比較することで候補者を選ぶのも一つの方法ですが、無所属の候補者も検討する意味も含めて、候補者自体に目を向けていただきたいと思います。
それでは本日はこの辺で。