阿南町の事例から考える、人が行政にお金を払いたくなる瞬間!

※新宿区議会議員になってからは反対の立場を明確にしています。
新宿区ふるさと納税で6億円以上マイナス。税収減自治体を地方交付税で補填したツケは納税者へ

furusato

今日の話はふるさと納税。ちょうど僕が学生だったころにはじまりテストにも出て名前が印象的だったのを覚えています。

「ふるさと納税」の本格的なブームがついに到来!「2000円で新米60kg」で人気の長野県阿南町は早くも2014年度の募集を締め切るほど応募殺到!(出展Yahooニュースより)

そもそもふるさと納税とは、、、

ふるさと納税」とは、新たに税を納めるものではなく、ふるさと(自分が貢献したいと思う都道府県・市区町村)への寄付金のことで、個人が2,000円を超える寄付を行ったときに、住民税(5,000円を超える部分)と所得税(2,000円を超える部分)から一定の控除を受けることができる制度です。

出展解説「ふるさと納税」

ふるさとに寄付をすることで、2000円超えたらその分だけ税金が控除される制度のことですね。

2010年には67億859万円だったのが2011年には649億1490万円と2011年からブームがはじまったようです。

インセンティブが明確であれば人は行政にもどんどんお金を払う

今回の事例では、インセンティブを明確にすることで人がお金を支払うという行動を表しています。

税金を払えと言われても(ふるさと納税自体は寄付ですが)なかなか払う気になれませんよね。

しかし、お米という太っ腹な特典をつけることで、受付を終了するまでの人気っぷりになってしまいました。

魅力的な行政運営を

このように、普段の徴収はめちゃくちゃ嫌がられる行政ですが、

インセンティブが働けば人は行政にお金を払いたくて仕方がなくなるでしょう。

そもそも魅力が無いところに税金を投資させられるということに問題があります。
行政が営利活動を行うことは難しいですが、
強制的に徴収する税金に頼らず会社経営と同じように知恵を使って資金を集めるという努力をする姿勢になってほしいと期待してます。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社