こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
かなり近い距離で新宿区上空を飛行機が頻繁に飛んでいる様子を見かけた方もいらっしゃると思います。
以前からブログでもお伝えしていた羽田空港新ルートに関する実機試験がはじまっています。
事前に説明会でヘッドホンを用いて騒音の確認をいたしましたが、家の中まで音が届き想像以上に感じました。
騒音や落下物等のご心配をされている方も多いと思いますが、新宿区特有の問題を改めてお伝えいたします。
基本的に都心上空を飛ぶことはありません。
専門家の方にリスク分析を委託したことがありますが、都心上空では飛行禁止区域が定められています。
ヒースローも大型機が飛ぶことはなく、ワシントンでも飛んでいるのは川の上ですが、危機管理を意識してのことです。
具体的な懸念として、ハイジャック、バードストライク、ドローンによるバードストライクテロ、航空機爆破テロが考えられます。
新宿区には、防衛省、都庁、そして世界一の乗降者数の新宿駅などを有する、人口が集中する政治経済の中心と言えます。
仮に問題が発生した場合、新宿区上空で迎撃することも想定が必要になりますが、大きな被害が出るでしょう。
騒音負担はもちろん、新宿区上空が飛行ルートになることは危機管理の観点からも大きな問題があると考えています。
ただちに撤回すべきだと考えていますが、結果的に飛行機の需要予測を下回る場合も多く、必要性に応じて今後もルート見直しを検討すべきです。
この問題については、引き続き議会でも取り組んでまいります。
それでは本日はこの辺で。