EBPMの研究成果を予算策定に活かし行財政改革を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、第一回定例会で予算について一般質問をしました。

民間企業と異なり徴税が行われますが、どのようにお金を使うのか予算を決めることは重要です。
納税者負担にも限りがあるため、優先順位をつけて予算を編成することが求められます。
予算策定にあたりEBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング/証拠に基づく政策立案)が非常に重要だと考えています。
EBPMではアウトカムを重視しています。予算編成で参考にした計画事業の指標がアウトカムではなくアウトプットになっていないか、その指標が区民にとって有益かを議論することで、精度を高めることができます。

新宿自治創造研究所(区のシンクタンク)ではEBPMの研究が行われており、その成果が3月の新宿区自治フォーラムで発表される予定です。予算成立後、年度の途中であっても研究成果を活かしてEBPMを推進することも必要ではないかと考えています。

以下、議会での発言とご答弁です。

伊藤 予算編成時に新宿自治創造研究所のEBPMに関する研究成果を活かしましたか。また、予算成立後に研究を活かして指標の見直しを行うお考えはありますか。

吉住区長 新宿自治創造研究所では、令和3年度と令和4年度を研究期間として、証拠や根拠に基づく政策立案であるEBPMの推進に関する研究に取り組んでおり、現段階では予算策定にあたり、研究成果を活用していません。計画事業の指標については、今後、研究成果を実装していく中で、見直しについて検討してまいります。

吉住区長から前向きなご答弁をいただきました。

もちろん、最終的にはエビデンスを超えた意思決定が求められる場面もあります。
しかし、過程でエビデンスを議論で活用できる状態にあること、また区民にも説明責任を果たすことが必要だと考えています。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社