こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日は、第三回定例会で一般質問をさせていただきました。
今回は、決算について質問をいたしましたので、ご報告させていただきます。
自治体では、年度ごとに予算を決定します。
もちろん、予算通りにそのままお金が動くわけではありません。
そこで、決算として実績を確認し、第三回定例会で区議会として認定を行います。
予算と決算の乖離に着目し、予算が計上されていながらも、決算では実績が0円の事業に絞って質問をいたしました。
例えば、たばこ商業協同組合への事業助成は予算が100万円計上されていましたが、実績は0円でした。
たまたま0円になることもあると思いますが、実は3年連続で0円の実績です。
平成3年からスタートした環境美化等を目的とした事業です。
平成27年以前にはゴミ袋の購入等を目的とした50万円から75万円ほどの実績がありました。
もちろん事業の趣旨は理解していますが、昨今は様々な形態の清掃活動が活発となり、別の部署や民間でも行われています。
このように、特定の組合に助成を限定する以外にも方法がありますし、今後は自己負担でご対応いただけるよう組合へお願いをすることも必要です。
伊藤 たばこ商業協同組合の事業助成のように、三年連続実績が0円かつそれ以前も100万円に満たない実績の事業は、廃止・縮小をするべきだと考えています。次年度以降の予算をどのようにお考えでしょうか。
予算と決算実績の乖離について、どのようなケースでポジティブまたはネガティブな評価をされるのでしょうか。評価の基準を教えてください。
長期的に予算化されている案件についても、決算の実績を確認しながら見直しが必要だと思いますが、どのように対応されているのでしょうか。吉住区長 当初予算と執行実績の乖離については、事業実績に至る前の業務手順の工夫や仕様の見直しによる経費節減、入札等の契約差金など様々な自由に起因するものと認識しています。
必ずしもその乖離のみで、事業の良し悪しの評価とはなりませんが、不用額が多額の場合には、効果的効率的な行財政運営を行う観点から課題であると考えています。
事業毎の査定に再しては、画一的な基準によらず、決算実績をはじめとして、各事業を多角的に審査し、総合的に判断しています。
令和2年度予算編成においても、基本方針の一つとして、引き続き、行政評価や決算実績に基づくPDCAサイクルによるすべての事務事業の見直しや徹底した歳出削減に取り組むこととしています。伊藤(再質問) たばこ商業事業組合の事業助成について、3年連続0円になっていますが、どのように評価していますか。今後の事業の必要性についてもお答えください。
総務部長 事業助成は平成3年からスタートしたもので、当時は灰皿の設置、携帯灰皿の配布などに助成をしていました。
最近はたばこに関する法改正などもあり、組合としてもどのような活動をしたら良いのか悩まれており、執行額が0円になっています。
まちを綺麗にしたいという目的で事業として残しているところですが、組合と話し合いながらどのように今後進めていくか考えていきます。
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再質問もさせていただきましたが、今後組合と議論を進めていただくことまではご答弁をいただくことができました。
組合のみなさまにもこれまで環境美化にご協力いただいたことには感謝をしていますが、来年度予算で事業を見直すことが必要だと考えています。
インターンシップに参加してくれた高校生に予算書や決算書を読んでもらうワークショップからこの質問ができました。
今の時代にたばこ関連の団体に予算がついていることに違和感を感じたようです。
高校生が担当課に事業の詳細を確認し、今回の質問につながりました。
私はその感覚は正しいと思いますし、若者の政治参加を推進していきたいです。
残りの質問についてもブログでご報告いたします。
それでは本日はこの辺で。