今年も新宿自治創造研究所で「新宿ブランド創出」の調査

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

新宿ブランドに関する代表質問のご報告をさせていただきます。
本テーマについては、1年目から継続して取り組んでいます。

民間でもブランド経営を重視する企業も増えてきました。
単にイベントを実施することでブランドが確立できる訳ではありません。
トップマネジメントの姿勢から、ロゴ、スローガン、デザインなど、様々な要因がブランドを作ります。

平成27年第4回定例会で、企業のコーポレートアイデンティティーを自治体でも導入できないかと質問をさせていただきました。
その際に、「コーポレートアイデンティティーの手法の導入に際しても、区側からの一方的な発信ではなく、区民とのコミュニケーションを図りながら検討していくことが必要と考えています。

こうしたことから、新宿自治創造研究所の調査結果をもとに、区としてのブランディング戦略や体制について研究していきます。」とご答弁がありました。

新宿自治創造研究所の調査結果が出たことで街の魅力も見えてきたこのタイミングで、新宿区の強みをブランド化するための指針を専門家も交えながら策定し、全庁的に共有することが必要ではないかと考えています。

他にも関連するところでは、マーケティング、宣伝、PRなど、様々な概念が存在しますが、ノウハウを蓄積し、アップデートしなければなりません。

以下、質問と答弁です。

伊藤 ここで、3点質問があります。

1.新宿ブランドに関連し、新宿自治創造研究所で今後調査されることを教えてください。また、その調査結果をどのように活用されるのでしょうか。
2.ブランドを確立するため、コーポレートアイデンティティーのような手法を導入することについて、ご検討の状況はいかがでしょうか。
3.ブランディング、マーケティング、PR、広告など、ノウハウの蓄積やアップデート、また専門家の知見が必要だと考えていますが、区ではどのように対応されていますか。

区長のお考えをお聞かせください

吉住区長 今年度、新宿自治創造研究所では、政策立案支援及び職員の政策形成能力の向上を目的として、管理職候補等をメンバーとするプロジェクトチームを組み、「新宿ブランドの創出」をテーマに調査研究を行っています。
この調査研究では、新宿ブランドの創出につながる地域資源や魅力等を整理し、課題を抽出した上で政策提案を行う予定です。
プロジェクトチームによる調査研究結果については、「新宿区のまちの魅力の研究」の研究レポートとともに、新宿ブランドの創出に向けた施策を展開するための基礎資料として活用する予定です。

次に、ブランドを確立するためのコーポレートアイデンティティのような手法導入することについてです。
民間のブランド総合研究所が行っている、地域ブランド調査2018によると、全国1,000区市町村のうち新宿くは魅力で20位と上位にランキングされており、23区では1位となっています。
新宿区は、商業・業務・文化・居住機能が集積する魅力ある都市であり、こうした多様性に富んだ都市機能や都市環境を活かした施策を推進してきたことが、新宿区のブランド力の向上へとつながり、高い評価となったものと認識しています。
今後も、新宿区の強みを活かした施策を総合的に推進するとともに、企業のコーポレートアイデンティティーについても参考にしながら、区の魅力とブランド力を向上させ、新宿区に愛着と誇りを持ち、誰もが住みたい、住み続けたいと思える、持続的に発展し続ける新しい新宿のまちを創造してまいります。

以前から新宿ブランドに関する調査を実施していますが、今年も取り組みが行われています。
レポートの公開やイベント等でもご報告をいただけることになるでしょう。

自治体経営としてブランドをどのように位置付けるかも含め、調査の結果を追いながら、引き続き取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社