仕事してないようにも見えちゃう路上パトロール。路上喫煙防止や路上駐輪禁止の推進を

第2回定例会では、「新宿区の安全・安心について」という代表質問で、路上喫煙防止・ぼったくり被害に関する質問をさせていただきました。

伊藤:路上喫煙に関して、現在ある条例のほかに新たな対応を進めていくことはお考えでしょうか。

吉住区長:初めに、路上喫煙の対応についてです。
 区では、「新宿区空き缶等の散乱及び路上喫煙による被害の防止に関する条例」により、区内全域での路上喫煙を禁止しています。この条例には罰則を設けていませんが、路上喫煙禁止パトロールによる巡回指導や啓発キャンペーンの実施等により、駅周辺の路上喫煙率は条例制定前の4%以上から0.2%以下へと大幅に低下しており、一定の成果を上げていると考えています。
 しかし、御指摘のとおり、住宅地の生活道路や夜間においては、まだまだ路上喫煙が見受けられます。このため、区では調査の結果、路上喫煙の多い生活道路もパトロールを実施するほか、パトロール時間についても平成25年度からは夜8時まで延長をしています。
 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、国際都市新宿としてよりよい環境づくりが求められています。今後とも、より効果的・効率的な指導や啓発の手法を検討し、路上喫煙対策に取り組んでまいります。

この路上喫煙禁止パトロールに関してですが、実際に新宿区内で見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、「ウロウロしているだけで何もしてないじゃないか!」との声が私のところにも数名から寄せられていました。

一生懸命お仕事をされていると思いますが、実際に仕事をしているように見えるの路上喫煙が行われている時だけです。

また、路上喫煙禁止パトロールとは別に、違法駐輪パトロールというものもあります。
実はこれ、はたから見ると同じパトロールに見えますが、担当部署が異なり、現場で担当している人たちも別の人たちです。

「路上喫煙禁止パトロールと違法駐輪パトロールを同じ人がやれば良いんじゃないの?」
という話になると思いますし、過去にも外部監査で同様の指摘がされています。

路上喫煙を担当部署にお話をお伺いしましたが、
「路上喫煙を発見することは難しい。片手間に対応すれば見逃してしまい費用対効果が下がる。」
というお話をされていました。

確かにその話もごもっともだと思いますが、あくまで部署だけで見た時の話です。
縦割り行政の弊害と言いますか、部署ごとの費用対効果だけで考えてしまっていることが問題です。

もちろん一生懸命対応されていると思いますが、「立っているだけに見えてしまうパトロール」の効率を上げるためには、たとえ路上喫煙をスルーすることがあったとしても一人のスタッフが部署をまたいで対応するべきだと思います。
職務領域を増やすことで生産的な仕事をしている時間を増やすことで費用対効果を出すべきだと考えています。

また、私が議会で質問させていただいたぼったくり被害に関しても区長から罰則を設けることが発表されました。

悪質な客引き店舗に罰則 新宿区、条例改正へ

伊藤:ぼったくり被害に対して、新たにどのような対処を御検討でしょうか。

吉住区長:ぼったくりは、客引きに誘われて入店したあげくに被害に遭っていることから、来街者をぼったくりから守るためには、客引きには絶対についていかないといった来街者に対する注意喚起の徹底と客引きの根絶に向けた対策の強化が重要です。
 警視庁では、5月22日から客引きの摘発や店舗への立ち入りなど取り締まりを強化しています。区では、客引きへの対策として警察、地元商店会等と連携し、ボーナス期である6月下旬に客引き対策強化週間を設定して、被害が出始める午後8時からパトロールを強化し、来街者に対する注意喚起も実施します。また、日本語のほか5カ国語の注意喚起のチラシを作成し、飲食店、ホテル、旅行会社などの協力を得て掲示、配布を行い、外国人旅行者にも啓発を行っていきます。

私の質問に効果があったのかはわかりませんが、着実に対策が進んでいます。
客引きに関するパトロールや、公園パトロールなども必要です。

もちろん、業務が多岐にわたることは承知ですが、問題を発見して対処するという点では共通しており、スタッフの研修を充実させることで対応すべきです。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社