指導者のエゴが原因か?スポーツ選手のセカンドキャリアがかなり危うい

yakyuオリンピックも近づいてきて、ますますスポーツも注目を浴びることでしょう。

私の活動拠点である新宿区でも、国立競技場があることから、どうスポーツを盛り上げていこうという議論を耳にします。

さて、本日の話題はスポーツです。

かっこいいですよね、スポーツ選手って。

僕らの世代は松阪や、イチローがスタートして君臨し彼らは若者に多くのを与えてくれました。

僕も小さい頃は野球が好きでプロ野球選手には強い憧れがありました。

先日、26歳で私と同い年で元中日ドラゴンズの高江洲 拓哉さんとお会いしいろいろとスポーツの現状に関して勉強をさせていただきました。

高江洲さんは、
2008年に野球の世界を離れ、
それからスポーツ用品を扱う企業へ就職されました。

そして、ベンチャーへ挑戦してみたいという思いから、
現在はモリス・ジャパン株式会社で代表取締役をされています。

モリス・ジャパン株式会社ホームページ

高江洲さんからお伺いしたお話によると、

スポーツ選手のセカンドキャリアは非情に厳しい

ということでした。

まず、再就職先が見つからないということですが、
日本の場合は、過去の経歴や経験を重視する傾向があるというのは私も感じていました。

スポーツ選手が関連のある分野というと、

コーチなどの指導者や、解説、タレントになるなどのキャリアに限られているでしょう。

先日もテレビで、

なかなか再就職先が見つからない という番組をやっていました。

また、場合によっては自殺や犯罪に発展することもあると言われています。

そもそもなぜこのようなことになってしまうのか高江洲さんにお伺いしたところ、

子供の進路に責任を持たない指導者の存在が大きい

というご回答でした。

一生懸命努力をして、夢に向かって邁進するというのは素晴らしいことだと思います。

しかし、もし成功しなかったらどうするのでしょうか?

当然ながら、一般の企業で働くという選択肢が浮上することになると思います。

しかし、スポーツ界とビジネスでは慣習が異なります

これらの慣習に適応するまでに大きなハードルがあるでしょうし、問題が起きてから対応するというのでは遅すぎると思います。

やはりベストは、文武両道で若いうちからバランスよく学ぶ機会を与えることになります。

がむしゃらに取り組むことと、一生懸命取り組むことは違います。

スポーツ界で挑戦することは夢を追う素晴らしいことであると同時に、

強気の投資をしている

ということを常に忘れずに、必ずリスク教育をすることが重要だと思います。

自分が取ってはいけないリスクを事前に見極め、 適切なヘッジができるようにビジネスの世界ではリスクセンスが必要です。

特定の指導者の話をすべて鵜呑みにするのではなく、
複数の指導者からバランスよく社会で必要な知識が身につくカリキュラムにしなくてはなりません。

最後に事例をご紹介します。

というかオススメのうどん屋さんの紹介ですが、 実家の近所にあるうどん屋さんで「讃岐うどん 條辺」というお店があります。

これはもと読売ジャイアンツの條辺選手がセカンドキャリアとしてオープンしたお店です。

讃岐うどん條辺ホームページ

そして、なんとのれんの文字は野球界のスーパースター長嶋が直筆で書いてます!

香川のうどん店を中心に百店舗以上食べ歩きをした生粋のうどんファンである伊藤としても、ダントツでおいしいと思っています!

スポーツにはまだまだいろいろ難しい課題が多くありますが、大きな夢をもった分野であることは間違いありません。

適切なリスクヘッジをすることで、
今以上にスポーツが注目される世の中になっていくことを願います。

それでは本日はこの辺で!

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社