真のリーダーシップを持った若者はおらんのか!役職により人は心変わりするものだ

a1020_000051本日は真のリーダーにとはどのような人か?偽リーダーとの違いついての学びをお伝えします。

現在、新入社員の方を対象に研修ということでワークショップを提供するお仕事をいただいております。

カリキュラムの一貫で、
チームに分かれて協力し、

WEBサービスをつくるというワークショップをしています。

チームでの議論を円滑に進めるために、

議長を決めて議論を行うというルールにしています。

誰が議長になってもおもしろそうだったので、

とりあえずじゃんけんで決めました。

僕は偉いんだ!と勘違いする偽リーダー

議長が偉いということは決してありませんが、

様々な関係者と接する機会が増えることからも、

一定の特別な権限があるような状況になる場合が多くなるものです。

議長になることで仕事が大変になる場合もありますが、

逆に自分が偉くなったと勘違いをし、ワガママになりやすかったり、その地位を利用してより自己の利益を出しやすい環境になります。

政治家の汚職が絶えないのは、
このような僕は偉いんだ!錯覚にかかってしまうからでしょう。

これは偽リーダーであって真のリーダーではありませんよね。

真のリーダーとは、

どのような環境下にあっても適切な利害関係を調整することができる存在

だと思っています。

ネガティブな偽リーダーの話などを交えましたが、

本日のワークショップを通じて、
リーダーのポジションについたことで更に謙虚さを増し、

みんなに寄り添っていこう!

という気持ちから従来以上のパフォーマンスを発揮するような光景が見られました。

リーダーという立場を得たことがアクセルになり、

その人の才能をより引き出すことにもなるのです。

適材適所であり、すべての人が職業的なリーダーになる必要はありませんが、(職業的なリーダーを支える人も裏ではリーダーと同じです)

チームが少人数であっても、

多くの人がリーダーの経験をすることがのぞましいのです。

真のリーダーが現れないのは若者のせいか?

真のリーダーシップを持った若者はおらんのか!

ということはよく言われていますよね。

それはなぜでしょうか。

そもそも社会の制度に問題があると思います。

緩和はされてきたものの、

年功序列の文化は健在です。
(年上の人を敬う気持ちは大事です)

きっと今の社会のいたるところで、

偽リーダーが幅を利かせ、

新しいリーダーが生まれないような構図になっているのではないでしょうか。

僕が若い頃に就職をしないと決めた理由の一つに、

大企業に入ると経営陣に参画するまでに時間がかかってしまう

というのがありました。

そもそも、就職しても社長になれる確率は皆無だとは思いますが、

若ければ若いほど、元気があるにも関わらず、年を取るまで決裁権が得られないのは致命的だと思いました。

就職しないことで苦い体験もしましたが、

自分には合わなかったんだと思い特に後悔はしていません。

エネルギーのあるうちは、自分の感性を信じて勝負していきたいです。

今日のワークショップでは大きな学びがありました。

リーダーという立場は諸刃の剣ですが、

才能が開花する機会としては最高であり、多くの若者が経験することがのぞまれます。

しかし僕の受けた教育は、

学校を出たら企業や役所に入る未来だけを想像させるような学校教育でした。

小さい頃から大人が率先してこれから主役になるんだということを言い聞かせ、

リーダーシップを養うことを推進していくべきだと思います。

僕も真のリーダー目指して頑張らないと。

 

それでは本日はこの辺で!

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社