卒業せず、次の学びへ。小池百合子政経塾「希望の塾」を振り返る

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日、小池百合子政経塾「希望の塾」の全6回の講義が終了しました。
小池氏の政治塾が閉校 秋めどに再開予定  :日本経済新聞

そこで、希望の塾について振り返ってみたいと思います。

まず、特筆すべきは、塾長のコミットです。
私も政治塾を受講したことや、運営に携わったこともありました。
通常の政治塾では、塾長は第一回講義と最終講義くらいしか登壇しません。
しかし、小池百合子塾長は、ほぼ毎回欠かさず登壇し、公務が入っていても映像を通じてメッセージを発信されていたようです。

本日も分刻みのスケジュールで、希望の塾と公務を往復されていたそうですが、まさに超人的です。

また、本日で最後ではありますが、まさかの「区切りとしての卒業は無し」路線のようです。

もともと、希望の塾は、政治塾の中でも異色なものでした。

政治に携わったことがある方の暗黙の了解ですが、一般的な政治塾とは、公認獲得のために必要なステップとして位置付けられています。
しかし、希望の塾は、政治のことをもっと知りたいと思った時に学べる場としてスタートしていました。
女性の比率が4割近いということもあり、希望のほいくじょが開設されたり、聴覚障害をお持ちの方には情報保障が行われたり、斬新な取り組みが行われていました。
前提として都知事選で政治に興味をお持ちになった入門者が対象となるため、まず彼ら彼女らのモチベーションを高める講義内容になっていたと考えられます。

また、希望の塾参加者の中では、活発に交流が行われていたことも特徴的です。

あくまで「政治のことを、もっと知りたい」という方が対象でしたが、より専門的な知識を有する方もいらっしゃったと思います。
塾生有志で独自に非公式の勉強会を開催したり、いたる所で懇親会を開催されていたそうです。

これだけ塾生同士の交流が活発な政治塾は初めてではないでしょうか。

都議選対策講座はまだ続いていますが、公認は狭き門であり、高いレベルの実力を求められることになるでしょう。
政策立案コースでは、小池都知事のブレーンと進めていくことになりますが、これからの展開が楽しみです。

希望の塾が、今後どのように展開していくのか、引き続き注目が集まりそうです。

それでは本日はこの辺で。