政策や議会も大事だけど、駅立ちしない人は落ちていった現実

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

都議選では、朝は4時半、夜は日付が変わるまで、駅に立ちました。
なぜこんな、一見非効率そうなことをやっているのかと思っている方もいらっしゃったと思いますが、これにもしっかりと理由があります。

新宿区議会議員選挙の際、当初は、若い政治家もいないし応援してくださる有権者が一定数いると思っていました。
実際に、今では様々なネットメディアに寄稿させていただいておりますが、インターンネットでヒットする記事を書けば、自然と支援が広まっていくだろうと考えていました。
現実はまったくそんなことはなく、若い新人の候補者は一定数立候補していますが、残念ながら基本的にはほぼすべてが落選という結果になりました。

私も立候補した際には、泡沫候補の一人でした。
できることが限られている中で、始発終電キャンペーンや、その他かなりしんどいこともたくさんやって、ギリギリ当選させていただくことができました。
「後ろ盾のない政治未経験の若者」が選挙や政治に挑戦する厳しさを痛感することになりました。

そして、議会に入ってからも同じで、政策の勉強や議会で熱心に仕事をしている議員はいますが、それが選挙の順位にそのまま反映されるわけではありません。
というのも、大きな政党に所属した政治家たちの背後には、同じように莫大なリソースが投入されていたからこそ、支援が集まっています。
一歩間違えば、選挙のことばかり考える政治屋となってしまいますが、過去の先輩方の努力に負けない活動が必要です。

今回の都議選でも、ブログを書かせていただいた僅差で当選された府中市の藤井あきらさんは、連日の始発終電キャンペーンで名前を覚えていただくことがなければ、かなり厳しい結果になっていた可能性があります。
また、当選が非常難しいとされていた民進党で当選された板橋区の宮瀬英治さんは、20時間も駅に立ち続けるまさに元祖始発終電キャンペーンを実施されていた政治家です。
また、練馬区の藤井とものりさんも今回当選されていますが、始発終電キャンペーンの実績があります。

私に始発終電キャンペーンを伝授してくださった北区のおときた駿さんは、都民ファースト公認とは言え、圧倒的なトップ当選でした。
政策は重要であり根性だけで勝負が決まるとは思いませんが、認知してもらうためにも、一つの手段として有効だと証明されたのではないでしょうか。

また、私は365日必ずブログを更新することを徹底していますが、更新するのが結構しんどい時もあります。
しかし、今回の都議選でも一定の成果が出ていました。

ブロガー議員なら大逆風も生き残る⁉︎アゴラ都議全員当選 – アゴラ

駅頭もブログも、直接どの程度の得票につながったかは正直わかりませんが、駅に立ち認知していただき、メディアを通じてじっくりと政策を訴えることができる政治家に、一定の評価があったと信じることにしました。

繰り返しになりますが、あまり政治活動にばかり注力していると、再選のことしか考えていない政治屋になってしまいますが、これは多くのが政治家が葛藤するところだと思います。
駅に立つことで有権者のみなさまからご意見をいただけるということを最大限議会活動に反映させながら、バランス感覚を失わず活動してまいります。

本日はこれから、落合駅に立ってきます。
今週は選挙で疲労が溜まっていたこともあり少しゆったりしたペースでしたが、来週から時間を見つけて朝の活動も行なってまいります。
今後も、新宿区内の活動エリアであれば、朝でも夜でもどの駅でも可能な限り飛んでいきますので、お気軽にお声がけください。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社