アメリカの民主主義教育ではみんながリーダー!The Leadership Instituteが上陸!

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は「日米政治スクールフォーラム〜The Leadership Institute-Japan School of Policy Making Joint Forum〜」へ。

Leadership Instituteとは、アメリカにある政治トレーニングスクールです。

The Leadership Institute | Training conservative activists, students, and leaders since 1979

タックスイーターに反対する共和党系のスクールということもあり、公費による運営ではなく寄付で賄われていることも特徴です。

このスクールで行われている政治教育は、「リーダー」に対する考え方が日本と異なるのが印象的でした。
日本でリーダーと言うと政治家本人を指す、と認識されていると思います。
一方アメリカは、政治家のみならず現状を変えたいと人たちも含めてみんながリーダーで、有権者の存在感も大きなものです。

Leadership Instituteでは、候補者のみならず支援を行う側の方々がたくさん学ばれています。
アメリカでの戸別訪問やファンドレイジング等、候補者や支援者どんな活動をするべきかに関して学べる膨大なカリキュラムがあり、各専門家から学ぶことができます。
また、日本では選挙に関する情報は各政党や選挙事務所内からほとんど出ることはありません。
アメリカの場合はすべてマニュアル化されているため、学ぶ環境が整っています。

テッド・クルーズ選対の広報責任者と、The Leadership Institute国際部門責任者の方々が来日し、講演されていました。
非常に貴重な機会で、まさに日本版Leadership Instituteと言えるでしょう。
イベントの主催者は渡瀬裕哉さんですが、実は渡瀬さんご自身はアメリカでLeadership Instituteを修了されています。

本日のイベントで、膨大なカリキュラムを数時間に凝縮した内容であったため、一つ一つの分野について全て学ぶことはできませんでしたが、候補者の行動についてかなり細かいレクチャーもあったのは印象的でした。
「握手をする際には相手の目をしっかり見る。握手の最中に次の人に目がいってはいけない。」
というお話もあり、つい慌てていると無意識にやってしまいそうなので、気をつけたいと思います。

また、テッドクルーズ選対の立場から、大統領選挙キャンペーンについてもお話を伺うことができました。
候補者としてのトランプ大統領の分析について、具体的な解説は興味深いものでした。

最後はシンポジウムという形式で、アメリカからお越しのご登壇者お2人と、日本政策学校の鈴木崇弘代表理事、渡瀬裕哉さんの4名により日米様々なテーマで活発な議論が行われました。

政治を学ぶ場は、学校教育による主権者教育だけではありません。
Leadership Instituteのような社会を動かす能力を身につけることができる学びの場が必要です。

日本政策学校や渡瀬裕哉さんのイベント等を通じて政治を学ぶことは非常に有効です。

日本政策学校-主義主張・政党を越えて政治を志す人の学びの場

私も日本政策学校の卒業生ですが、非常に質の高い講義が行われ、誰もが政策学校のコミュニティに入ることができるという点でも大変優れています。

おときた都議も政治塾を立ち上げることを発表されています。
米国で行われている実践的な民主主義教育の要素も取り入れながら、新たなリーダーを輩出するムーブメントへとつなげていくことを期待しています。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社