こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
ポリティカルコンパスをやってみました。
簡単な質問に答えることで、自分の政治スタンスを座標で示すことができます。
ご興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください。
政治スタンスは「ややリベラル寄り」が-2で、「経済的には強く自由度を望む」が+7となり、概ね予想通りの結果になりました。
政治スタンスについては、考え方は多様であることが自然だと思っています。
結果として政治スタンスがリベラルになっていますが、保守的とされる方のお気持ちもわかります。
保守とされる方の考えをリベラル側が過剰に否定することもありますが、なんだかしっくりきません。
保守やリベラルは、選挙の際に現政権に反対するための対立軸としては、わかりやすいかもしれません。
しかし、自由や多様性を訴えるのであれば、保守の考えをさらに受け入れる姿勢が必要です。
政治スタンスと経済的な軸に関しては話が別です。
日本では、保守とされる勢力により、規制や増税など権力側の視点で政治が行われてきました。
政府が規制をしたり、財産を召し上げるようなことは、自由や多様性と逆行しています。
さらに、選挙で意思表示をしていない子ども・若者たちの負担増に歯止めをかけることなく、事実上の搾取が行われている政治を理解することはできません。
一方で、リベラルの場合は多様性を認めるはずが、規制強化や増税など権力を強化する政策を進めることには違和感があります。
共産主義、社会主義は、ソ連や北朝鮮をみても、問題解決につながる政治が行えるとは言えません。
特に私たちの世代以降はこれまでの政治の影響で負担が重くのしかかっているため、今までのやり方の見直しを望んでいる方も多いのではないかと思います。
結果的に自由と多様性を大切にしながらも、自由経済的なアプローチで問題解決を行うことが一番かな、と思っています。
海外では保守やリベラルの意味もまったく違います。
例えばアメリカの保守は自由主義を指しますので、政治スタンスも保守に寄るかもしれません。
また、ポリティカルコンパスの設問によっても結果が異なると思うので、色々な視点で政治観を考えてみるとおもしろいでしょう。
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そもそも、私は政局に関心があったわけではありません。
子ども・若者支援やICT化推進、あるいは財政など、自治体経営を改善するために区政に挑戦しました。
もちろん、議席の重みや税や規制に影響を与えるという意味では特殊な仕事です。
しかし、課題を解決するという点では、民間の仕事とほとんど変わりません。
保守やリベラルに関わらず、社会的課題に対応できる新たなソリューションで社会を変えていけば良いのです。
一方で政治家を目指される方の中には保守やリベラルへのこだわりや選挙を盛り上げるために、地方選挙の政策に戦争や原発が持ち込まれることもあります。
お気持ちはわかりますが、まずは課題が山積する自治体経営に取り組むべきで、少し違和感を感じています。
ポリティカルコンパスを参考にしながらも、政治スタンスにとらわれることなく、区民利益のために議会活動に取り組んでまいります。
それでは本日はこの辺で。