新宿区議会研修のテーマは「障害者差別解消法」

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

午前中は、来週から開会する第四回定例会の議案説明が行われました。
気になる案件もありますが、後日詳しく解説をさせていただきます。

そして午後からは、年に一度の区議会研修が行われました。
今回のテーマは、「障害者差別解消法」です。

講師は、NPO法人日本アビリティーズ協会の伊東会長、松尾事務局長でした。
自治体職員を対象とした研修は全国で行われているようですが、地方議会としては日本初とのことでした。

内閣府差別禁止部会副部会長として、実際に法律制定にも関わられています。

学校への入学、また就職活動では、障害者ということを理由に断られてしまった経験をお持ちです。
「保障よりも働くチャンスを!」
というスローガンを掲げ、日本アビリティーズ協会とアビリティーズケアネット株式会社を起業されました。

伊東会長は、海外に出張とのことで退席されてましたが、ご多忙な中大変貴重なお話をお伺いさせていただきました。

松尾事務局長からは、障害者差別解消法や障害者の人権、合理的配慮についてご説明がありました。
東京都の場合は、条例が制定されたこともあり、民間においても合理的配慮が義務とされています。

昨今、視覚障害をお持ちの方が、ホームへ転落してしまう事故が起きています。
もちろん、ホームドアの設置を推進すべきことですが、それ以上に、周囲の方が気にかけることがさらに大切だとおっしゃっていたことが印象的でした。

新宿区においても、バリアフリーの推進はもちろん、教育や啓発などを通じて取り組んでまいります。

本日の研修は、区議会として意識を共有する貴重な機会となりました。

年に1回の全体研修がきっかけで進んでいる政策もあります。
来週から第四回定例会がはじまりますが、気になる案件もあります。
代表質問についても調整を進めておりますので、新宿区政が前進するよう気を抜かず取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社