アイドルライブが人気でも「若者のつどい」の予算500万円は廃止し、街の課題に注力を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、新宿区若者のつどい2019でした。
20代で当選し、議員になる前から参加をしてきたイベントです。
30代ということで対象の世代なので、多くのブースを誰よりも真剣に(!?)まわらせていただきました。

会場には、お世話になっている方もたくさんいらっしゃり、ご協力をいただき感謝をしております。
目白大学のみなさまが、Pepperくんを活用した落語やダンスを披露されていました。

また、若者会議による発表が行われていました。

大ホールと小ホールの撮影はできませんでしたが、アイドルライブやトークショーは非常に素晴らしい内容でした。
私が目視で確認したところ、トークショーの対象世代の若者は参加者の1割くらいで世代が上だったようにも感じました(笑)
さらに、例年と同じく区政ブースについても盛り上がりは感じられず、前半は積極的に声をかけているブースもありましたが、後半はブースを閉じてしまったり、チラシが設置してあるだけで職員の方も説明をしている様子も見られませんでした。

若者のつどいは、区政に関心をお持ちいただくきっかけ、仲間づくりという趣旨でスタートしました。
アイドルライブは、会場で一定の盛り上がりを感じ、物販コーナーも階段まで並ぶほどの人気がありました。
当初の目的とは大きく乖離をしているように感じています。
例年通り、アイドルライブはファン層が偏り、またインターネットで確認したところ埼玉や神奈川から参加をされている方もいらっしゃいました。
アイドルの公式ページからイベントを知っていただき、新宿区に関心をお持ちいただけたことはありがたいですが、おそらく若者のつどいの意図とは解離したものになっています。
毎年約500万円の予算が計上され、また現場の職員や多くの幹部職員が集まり開催されていますが、広く若者のためになっているかと言えば、参加者のためのイベントです。
特にアイドルライブは、公平性の観点からも、民間でお楽しみいただくべきではないかと考えています。
新宿区の歴史や文化に関するトークショー等については素晴らしい内容ですが、各地域や歴史博物館のイベント等で行うことが望ましいと考えています。

新宿区では、若者会議や若者意識調査など、若者の区政参加の機会が確保されています。
若者のつどい自体のファンではありますが、区政全体のことを考えれば、緊急性の高い課題もたくさんあり、政策に優先順位をつけることが解決につながるのではないでしょうか。
区議会においても引き続き見直しを要望いたします。

その後、甘泉園公園のライトアップイベントにお招きをいただきました。

早稲田周辺の地域活動には、議員になる以前から取り組み、馴染みのあるエリアです。

素敵な場所ですが、ますますインスタ映えスポットとなりましたので、ご興味のある方はぜひ足をお運びください。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社