本日は、第二回定例会にて20分間の代表質問をさせていただきました。
皆様からいただいた1票1票の重みを噛み締めながら、
インターネット等でいただいた区民のみなさまのご意見を反映し、
新宿区の人事、歩きタバコ、ぼったくり被害、住民投票、インターネットを利用した直接民主型政治
についての質問をさせていただきました。
今回の内容については、新宿区議会のページで議事録として公開されます。
またブログ中でもリンクをご紹介させていただく予定ですので、ぜひご確認ください!
できる限り皆様からいただいたご意見を取り入れるため、
自分の意見はゼロに近い状態を目指していましたが、
早急に対応をしなければならないと思うことがあって
一つだけ私の意見を入れさせていただきました。
それは、私が民間で現在も継続して仕事をしている分野でもある、Webサイトについてです。
「地域センターのホームページについて」
という内容で質問をしました。(超ニッチなタイトルになってしまいましたが)
このテーマに関しては
後に公開される議事録の文字情報だけで質問の意図を伝えることが難しいと判断したので、
実際に画像を使いながら解説をさせていただきます。
イベントなどでみなさんも利用する機会がある区民センター。
会議室やホール等が安価で利用できるというどこの自治体でもよくある施設です。
実はこの施設の運営は、区民の方々に委託をしているのです。
私が住む落合には、
落合第一地域センター、落合第二地域センターが存在します。
同じようなコンセプトのこちらの施設ですが、
違いはWeb上で確認をすることができます。
うちの近所にある落合第二地域センターのURLは、
http://www.ochiai2center.com
ふむふむ、区民の方が運営されているということで、新宿区のドメインとは別のようです。
一方で落合第一地域センターのURLは、
www2.odn.ne.jp/~hak32900
ってエエーーー!
地域センターのWebサイトでありながら、まさかのodn.ne.jpです。
施設のWeb上の看板であるホームページがこのような状態になっています。
ちなみに、別の地域センターでもodn.ne.jpを利用していたり、
sakura.ne.jpなど様々な状況が確認可能です。
少し極端な表現かもしれませんが、
新宿区の施設に関するパンフレットを、
新宿区とは一切関係のない企業チラシの裏紙で作っている状態と
ほとんど同じような感じではないでしょうか。
(もちろん、odn.ne.jpやsakura.ne.jpが悪いという意味ではありません。
あくまで、公的性質の強い施設が利用していること、
そしてそもそも地域センターのWebサイトに関する基準がなく
各施設によってクオリティに差があることが問題なのです。)
かつて似たような事例として都議会のメールマガジンに、
かの有名な「まぐまぐ」が利用されていて、
メールの中には広告が掲載されていたということがあったようです。
無事2,000円ほどの有料プランに切り替わったということで広告は消えて良かった!
と言えるのかは微妙なところですが。(笑)
参考:ちょこっと前進?!メールマガジン「都議会e-News」が改良されました(おときた都議のブログより)
安くすませたければ2,000円もあれば独自ドメインは利用可能で、
サイトの制作費も安くてクオリティの高い業者はたくさんあります。
工事や人件費以上にコストがかかることはまずあり得ないと思います。
Webサイトに関しても新宿区として予算をつけて、
新宿区の公式ページと同等のデザイン、コンテンツ、運用体制の統一性を持たせるために
ガイドラインが必要だと考えています。
民間の力に任せることは大変素晴らしいことではありますが、
やはり事業者の専門分野を考慮し、ある程度適切なディレクションが必要です。
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現代における行政サービスはリアルだけのものではありません。
新宿区においては、子育てなどに関心のある世代である30代は
その約30%がWeb上で区の情報を取得しているという意識調査の結果も出ています。
もっと言ってしまえば個人的には、
ほとんどすべてのお役所での行政サービスは
Web上で完結できるところまで電子化をすることをのぞんでいます。
これからの行政や議会には、
少しでもWebを日常的に利用している、またはWebに関する仕事をしたことがあるような人材が
必要不可欠だと考えています。
第一弾として、地域センターのホームページという非常にニッチなところから
ストーリーを作っていきましたが、
引き続きWeb上でのホスピタリティの向上については
妥協なく提案し続けたいと思います!
それでは本日はこの辺で。