収支計画からのマイナスでも事業評価で評価結果が「適当」は無理がある

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は環境建設委員会がありました。
新宿中央公園芝生広場における交流拠点施設整備事業に係る事業評価結果について報告がありました。

新宿中央公園は、Park-PFI制度により民間事業者によるカフェ、レストラン、アウトドアフィットネスクラブ等が設置されました。

とても素晴らしい取り組みですが、事業者が行った事業の内容について検証が行われました。
外部評価委員1名と区職員4名で評価が行われます。

評価結果を確認すると、おかしな点がありました。
それは、収支に関する事項がマイナスにも関わらず「適当」とされていたことです。
そのため「課題あり」をつける評価委員もいたようですが、良(計画以上)をつける委員もいたようです。
結果を平均したところ「適当」になったようです。

コロナで十分な営業ができなかったため、収支は計画よりもマイナスとなりました。
やむを得ない事情があったとしても「課題あり」としか言いようがありません。
もちろん、どなたが評価したのかはわかりませんが、計画以上であることはあり得ません。

ほとんどが区職員だけで評価をしているため、甘くなっているとしか考えられませんでした。
収支計画が未達だった場合は、丁寧に原因と改善策を書いてあれば必ずしも評価にこだわる必要はありません。
また、必要に応じて修正をするということで正確に評価をすることも必要です。

部署問わず、会計リテラシーが求められています。
今後も事業評価や行政評価で会計の視点を取り入れるよう、要望を行ってまいります。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社