監査報告を活かして内部統制の強化を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、全員協議会でした。
議案の説明がありましたが、最後の議案審査なので頑張りたいです。

また、新宿区監査委員の定期監査(後期)報告書、行政監査結果報告書、財政援助団体等監査結果報告書を受け取りましたので目を通しました。

令和4年度実施分:新宿区

執行部から独立した立場から監査をいただくことは非常に重要と考えています。
報告書に目を通しましたが、大きな問題はないことがわかりました。

問題を100%防ぐことはできませんので基本的には「おおむね」適正という結論となります。
監査委員から監査報告書、また軽微な場合には口頭で改善提案が行われています。

例えば、保育園・幼稚園・子ども園、学校が対象でしたが、リスクについて記載されていました。
支出負担行為手続を見積書の徴収前に行った、見積書が電子添付されていない等の指摘がありました。
支払の遅れや請求の遅れについても繰り返し改善が求められていました。

他にも補助金を支出している団体で実際の収支差額が報告されていない事例がありました。
0円と報告されていたものですが、担当部署が確認すべき事項なので、適切に指導勧告するよう記載されていました。
これらは、一般的な内部統制の論点で対応が必要です。

繰り返しになりますが、問題を100%防ぐことはできません。
リスクベースの監査計画に基づき監査を実施し、指摘事項について内部統制を強化することが大切です。

ガバナンスを強化するために、議会と監査が適切に連携することは重要です。
専門性を活かして監査報告書を議会でも活用して内部統制の強化に努めてまいります。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社