本日は文教子ども家庭委員会での視察で、新宿区立新宿養護学校にお伺いしました。
障害をお持ちの児童・生徒が通う特別支援学校は、基本的には東京都立の学校となっています。
そのような中で、新宿区立新宿養護学校は東京都内唯一の区立特別支援学校(肢体不自由児学級)です。
新宿養護学校で学ぶには、通学と訪問学級という二つの方法があります。
訪問学級とは、健康上の理由で登校が困難な児童・生徒に対して、家庭や病院に訪問し授業を行うことです。
新宿区内には大学病院が多いこともありますが、入院の時期だけ2週間利用するということもあるそうです。
それでは、学校の中を少しだけご紹介いたします。
まず、音楽室にはドラムセット!
建物内に温水プール(水治訓練室)もありました。
本日は新宿区立あゆみの家(知的障碍者福祉施設)の方が利用されていました。
教室内にはトランポリンも!
当たり前ですが、バリアフリーが徹底されており、怪我をしないように床も非常に柔らかくなっていました。
都立と区立での大きな違いは、地域に密着していることです。
もちろん都立の場合は広いエリアから通うことになりますが、区立の場合は地域に密着しているため、近隣の西新宿小学校や鶴巻小学校とも交流がありました。
これは子どもたちにメリットがあるだけでなく、教員の立場からも通常校の現場を見ることができるというメリットがあります。
そして、子供が地域に溶け込むことで、顔を覚えてもらい地元で声をかけてもらえることもあるそうです。
障害者教育に限らず、新宿区が牽引し子どもたちへの投資を充実させることができるよう取り組んでまいります。
それでは本日はこの辺で。