特区民泊体験したいけど6泊7日の調整は難しい…

第4回定例会では民泊に関する質問をさせていただきました。

過去の経緯はこちら↓
業者とのコミュニケーションが難航。自治体が民泊の規制強化に踏み切る日は遠くない

新宿区では条例制定を前提に、新宿区民泊問題対応検討会議が発足し、様々な議論が行われています。
しかし、町会、商店会、警察などを中心に、肝心な仲介業者等の事業者不在で会議が進行し、規制を前提とした一方的な議論になってしまっていることに問題意識を感じていました。

以下、少し長いですが質問と答弁です。

伊藤 外国人観光客が増加する中で、宿泊施設不足を解消する新たな選択肢として民泊が注目を集めています。一方で無許可民泊が問題視され外国人の利用者も増えゴミの処理がうまくいかないなどのトラブルも発生しています。住民からの苦情は増加し、4月から9月だけでも115件で、すでに昨年を上回っています。
こうした背景から、条例制定を想定した新宿区民泊問題対応検討会議が発足しました。
私も、第一回、第二回ともに会議を傍聴させていただきました。活発な議論が行われましたが、民泊のメリットや既存事業者のポジティブな取り組みについてはほとんど議論されることのない、一方的な会議になっていたと感じました。建設的な議論をするためには、事業者なども含め各プレイヤーの意見を反映させることが必要です。
しかし、新宿区に問い合わせをしたところ、「大手海外仲介事業者と連絡を取ることは難しい。また、物件のオーナーもその場にいるわけではないので同様に難しい。」というご回答でした。政府でもコミュニケーションに苦労しているとのことです。
しかし23区では、すでに特区民泊を行う大田区があります。合法物件のみを扱う仲介業者も登場しています。私が合法物件のみ扱う仲介業者にも問い合わせをしたところ、詳しくお話をお伺いすることができました。そこでわかったことは、特区民泊の場合は近隣周知や、ガイドラインなどが徹底しているため、大きな問題が起きることはなく、特に問題があるのは無許可民泊でした。
また合法物件のみを扱う仲介業者は、国や地方自治体に対しても積極的に提言をしていました。しかし、新宿区とはまだコミュニケーションを取られていないようでした。

そこで質問です。
1.新宿区民泊問題対応検討会議に事業者を参加させるということは検討されていませんでしたか。具体的に業者に対して打診をされたのかなど状況を教えてください。
2.条例制定を検討されているということですが、先進的な取り組みを行う大田区や事業者からどのようにトラブルを回避するのか、意見を聞いた上で最終的な意思決定を行うことは可能でしょうか。また、業者による自主規制を促進するという選択肢については、どのようにお考えでしょうか。

区長のお考えをお聞かせください。

吉住区長 次に、民泊についてのお尋ねです。
はじめに、新宿区民泊問題対応検討会議への事業者の参加の検討及び打診の状況についてです。
違法民泊に関しては、騒音やごみの出し方などにより生活環境が害されるという区民からの苦情が急増しており、また、犯罪やテロの温床になりかねないなど区民の不安が高まっています。
現在、規制緩和の方向で検討している国の法案づくりにこうした現場の実情を発信し、都市型民泊の適正なルールをつくることを目的に検討会議を設置したものです。
そのため、区としては、現場での具体的な課題や問題点を提起できる立場にある町会、商店会、マンション管理組合、不動産管理会社、けいざつ・消防等の各分野からいいんをお願いしたものであり、民泊事業者や仲介事業者の参加については、検討や打診は行っておりません。

次に、条例制定の検討に向けて、大田区や事業者から意見を聞き、最終的な意思決定を行うことについてです。
大田区では、特別区で唯一、国家戦略特別区域法に基づき、外国人滞在施設経営事業が行われています。大田区とは、これまでも情報交換して参りましたが、今後は、事業者の取り組み等の情報についても把握に努めたいと考えています。
次に、業者による自主規制の促進についてです。
民泊事業者には、法制化により、届け出・登録等が予定されています。
また、検討会議では、区に必要なルール項目の一つとして、事業者の責務を掲げ、区が進める民泊施設に協力することを明示しています。
区としては、事業者による民泊の適正な運営に向け、検討会議等の意見を踏まえルールづくりを行い、事業者の協力を促して参ります。

事業者の情報についてはほとんど議論されていなかったので、これから把握に努めるということを御答弁いただいた点は良かったと思います。
今後もしっかりと広い視点で民泊についての理解が深まるよう、注視していきたいと思います。

民泊についてはネガティブな側面ばかりが注目されていますが、実際に鍵の受け渡し、ごみの処理など何が問題になるのか、細かい点までチェックした上で具体策を提言していくことも必要です。

実際に私も、一度宿泊してみたいと思います。
そこで、若手議員や民泊に関心のある方を中心に、民泊体験イベントをやってみたいと考えています。

大田区の区議会議員の方に調べていただきましたが、最大の問題は6泊7日からしか民泊を利用することができないため、予定を合わせることが困難なことです。
実際にサービスを利用する以上は、利用実態が必要だと考えていますが、このスケジュールを埋めることはハードルが非常に高いです。
今後は緩和される見込みですが、これだけの規制があると、特区民泊と言っても、現時点ではまだまだ民泊解禁とは程遠い状況だと言えます。

やっぱり、一度利用しておきたいところです。
一緒に民泊体験してくださる議員や専門家等を募集しておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

ベンチャー×政治。30歳最年少新宿区議会議員。無所属1人会派Startup SHINJUKUで子ども・若者のために奮闘中。365日ブロガー。機械学習。日本初のAI議員。ネット選挙。元学生起業家、楽器演奏。表現の自由。オタクとまちづくり。グリーンバード新宿。落合で妻と2人暮らし。