こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日は西落合からすぐ近くの練馬区で開催された、おじま紘平さんの街頭演説会へ。
午後も遊説日和。お隣新宿区から「伊藤陽平」区議に応援に駆けつけて頂きました。ひとつ年上の29歳。同じ20代議員として刺激をもらっています。希望の塾では常に裏方に徹されていたので、政治家としての顔はあまり見たことがなかったのですが。一緒に活動してみてあらためて。やはり政治家でした。 pic.twitter.com/vCcjggMTMq
— おじま紘平(都民ファーストの会・練馬区) (@ojimakohei) 2017年6月9日
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おじま 紘平 オフィシャルサイト
20代の議員は全国探しても1%もいません。
そして、20代の区議会議員はなかなか出会うこともないのですが、おじま元区議は28歳の若手議員。
おじま元区議は、趣味が音楽で絶対音感があったり、好きなバンドもかぶっていたり、家庭環境が似ていたり、私とも共通点が驚くほどあります。
おまけに、学生時代には落合に住んでいたこともあるそうです。
仕事の性質上、同世代と関わることは少なく、一回り二回り上の方々とはジェネレーションギャップを感じるのですが、仕事からプライベートまでストレートに話が通じるのは、おじまさんくらいでした。
また、ただ年代が近いから雑談ができるだけでなく、共通しているのが、未来に向けた改革への思いです。
これから数十年先まで、現役世代の私たちが子どもや孫の世代にツケを残さないためにも、耳障りの良いことでごまかすのではなく、改革を行っていかなければならなりません。
そして、真の改革を行うためには、勇気を出して権力を手放すことが求められます。
おじまさんは街頭演説でも、
「練馬区が、板橋区練馬村から独立して70年。東京都練馬支店ではなく、自立しなくてはなりません。」
と訴えていました。
あまり馴染みがないかもしれませんが、特別区は東京都の下部組織的な存在としてスタートし、現在でも市町村と同じような権限があるわけではありません。
そこで、都が持っている権限を、子育てや福祉のまさに現場で取り組んでいる区に移していくかどうかが、一つのポイントとなります。
以前おときた都議もレクチャーご一緒させていただいた際のブログはこちら。
まだ東京都で消耗してるの?都区財政調整制度から脱し「新宿市」になれば自治権拡充かも!?
こちらはおじまさんのTwitterです。
仮に都区財政調整制度をやめた場合、練馬区においては300億超の減収という試算。では逆に、やめることによるメリットは何か。やめるなら23区全体、一気にだが。どの程度の影響があるのか。減収分を埋めるような財源は作れるか。現時点では、と言うか長らく机上の空論ではあるが、頭の体操は必要。 pic.twitter.com/lRwSFyQMNW
— おじま紘平(都民ファーストの会・練馬区) (@ojimakohei) 2017年6月8日
都区財政調整制度とは、一般的には市町村の財源になるはずの税金を特別区の場合には東京都が集め、そこから各自治体の行政需要を算定し、それに応じて特別区に交付金が入ってくるややこしい制度です。
しかし、そもそも行政需要自体がほぼ無根拠に算定されているもので、必要性が怪しい事業が行われているのが実態です。
また、行政需要に基づいてお金が分配されていますが、算定された需要通りにお金を使う必要もありません。
そのため、必要な需要を算定することで、必要なお金を分配するということではなく、税金の山分け合戦のために制度が存在するように感じています。
仮に都区財政調整制度を廃止した場合には、どうしても税金で行う必要がある事業以外を見直すことで減収に対応すべきです。
都政を改革する立場になれば、おそらく都の予算で事業を行い自分たちの手で解決しようと考えてしまいがちです。
しかし、区議会議員の経験があるからこそ、都区の問題点を理解した上で勇気のある決断ができるのではと思います。
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区議会議員の仕事をしていると、
「都議会議員へステップアップを目指しているんでしょ?」
と言われてしまうこともありましたが、これは完全な誤解です。
確かに選挙の得票数などに差はありますが、区議と都議では仕事自体が異なります。
どちらが上か下かということはありませんし、繰り返しになりますが、都が区に予算を恵んであげるから偉いという話にもなりません。
おときた都議のような方も含め、改革派の若手政治家が東京にはもっと必要です。
それでは本日はこの辺で。