こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
新宿区長選挙も7日目となりました。
本日で選挙活動自体は終了となり、明日はついに投票日です。
ぜひ、棄権することのないよう、投票所へ足をお運びいただければと思います。
新宿区長選特集、最後のコンテンツは、候補者へ行った気になる質問についてご紹介します。
投票行動は政策(実績)だけで決まるわけではありません。
候補者の人柄や党派性などのバックグラウンドも加味されることになります。
今回は、有権者のみなさまが気にされているであろう点に関して、思い切って質問をさせていただきました。
まずは、自公推薦現職の吉住健一候補に対する質問です。
私のところにも、
「日本会議の区長は心配…。」
等の声が届きました。
実際に検索エンジンで「吉住健一」と検索すると、「日本会議」と関連するキーワードが出てきます。
心配をされている方もたくさんいらっしゃるのではないかと思いますので、ご質問をさせていただきました。
他にも、検索エンジンで関連ワードとして出てくる「吉住ホーム」との関係についてもお伺いしました。
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伊藤:性的マイノリティ当事者等の中には、日本会議の候補であることを心配されている方もいらっしゃるようです。関係を教えてください。
吉住候補:日本会議については、新宿区長に就任するにあたって、特定の思想団体に所属することは好ましくないと考え、自主的に退会しました。区議会議員の時代に、「区議団の団長から、各区から1名出してくれと言われたので行ってきてくれ」と言われ、新宿区の幹事になったことがあります。
インターネットで「吉住健一」と検索すると、
「吉住は日本会議だから悪人だ。」
と書かれているのは知っています。
それは、
「元○○党だから信用してはならない。」
「○○教を信仰しているからカルトだ。」
と言っているのと同じだということに気づいていただきたいと考えています。
また、日本会議を同性婚に対する賛否の議論や性的マイノリティを否定する言説等と混同しているような議論をよく見かけます。
しかし、日本会議で性的マイノリティを排除するという話は聞いたことはありません。
性的マイノリティの方が、私が日本会議に所属していたことで心配することはないと考えています。
伊藤:不動産会社「吉住ホーム」とのご関係を噂で耳にしたことがありますが、本当でしょうか?
吉住候補:吉住ホームさんのホームページを見ていただけると分かるのですが、社長は吉田さんという方です。もともと、中野坂上が発祥の会社で、新宿には後から進出してきた会社です。私の親族でもなければ、資本関係もありません。
ただし、以前住んでいたマンションが途中から吉住ホームさんが管理するようになって、マンションの賃貸住民とマンション管理会社という関係にはなっていた時期があります。
一昨年に、現在のマンションに引越したことを契機に関係は解消しました。
インターネット上でも、
「あの無能な政治家は不動産屋のせがれだろう!」
という趣旨の書き込みが多いですが、ネットで書かれる誹謗中傷の大半は事実誤認に基づくものだと考えております。
伊藤:新宿区でプライベートの時間をどのように過ごされていますか。何をされているのか、場所やその理由を教えてください。
吉住候補:基本的には、仕事帰りに時間が空いた時はご無沙汰しているお店に晩酌に行くか、自宅で休日に一人になるか、夜中に家族が寝静まった時には本を読んだり、音楽を聴いています。理由はと言われると、何もしていないと、時間を損した気になるので、貧乏性だからということになるのかもしれません。
伊藤:前回の新宿区長選挙では、20代の投票率は非常に低く、11%でした。選挙に行くか迷っている若者が政治に希望が持てるよう、メッセージをお願いします。
吉住候補:迷うなら、自分で調べてみたり、質問してみたらどうかと思います。性格にもよるかもしれませんが、今の時代ならネットなどで幾らでも調べることが出来るでしょうから、調べ始めるといろいろ面白く感じられてくるのではと思います。
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インターネットで吉住候補の情報を調べていたところ、日本会議や吉住ホームについて事実とは異なる誹謗中傷の多さに驚きました。
政策については様々なお考えがあると思いますが、
「日本会議だから…。」
と言ってしまえば、その先に進むことはありません。
例えば性的マイノリティについて、議会でも自民党がそれほど積極的でないことは承知しておりますが、同じく推薦を出されている公明党は性的マイノリティの支援に積極的な印象です。
政策に関する提案や批判を行うことで民意を集め、議論を通じた合意形成を行うことが効果的だと考えております。
丁寧にご質問にお答えいただいた、吉住候補に改めて感謝申し上げます。
のざわ候補にも質問にお答えいただきましたので、パート2に続きます。