保健所と教育委員会で未成年喫煙に関する教育と治療を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

未成年の喫煙について一般質問をいたしましたので、ご報告させていただきます。

以前もブログで取り上げた未成年喫煙についてです。

退学が怖いし罪になるかも…。未成年の喫煙が禁煙外来につなげられないことも

過去にもお伝えした通り、未成年喫煙自体は、大幅に減少していますが、ゼロにはなっていません。
依存のリスクがあり、治療につなげることが大切です。

子どもの禁煙外来に対応している医療機関は新宿区にはありません。
他自治体では、禁煙相談の窓口や未成年の禁煙治療ができる医療機関をホームページでも周知をされていますが、こうした取り組みを参考に、新宿区保健所、あるいは学校現場での対策が有効だと考えています。

以下、質問と答弁になりますが、区長と教育委員会に別れています。

伊藤 新宿区保健所を中心に、未成年喫煙の相談に応じる環境を整えることが大切だと考えていますが、いかがでしょうか。
未成年喫煙の相談について保健所や学校で情報提供をされてみてはいかがでしょうか。
新宿区で行われている喫煙防止教育では、どのようなことをお伝えしていますか。
小・中学校でも、状況に応じて治療へつなげることが必要だと考えています。学校、特に養護教員へ適切な治療に関する情報提供や、治療へつながる体制を構築することが必要だと考えていますが、いかがでしょうか。

区長 未成年者の喫煙は、喫煙早期に健康影響を及ぼすとともに、短期にニコチン依存症に陥ることが報告されており、保健所・保健センターが中心となり、喫煙者が禁煙できるよう相談を受け、支援していくことは必要であると考えています。
区では現在、未成年者を含め保健センターが中心となり、喫煙者が禁煙できるよう相談を受け、支援していくことは必要であると考えています。また、区のホームページを通じ、区が実施する禁煙相談のほか、医療機関が実施する禁煙外来や、禁煙方法について情報提供しています。
未成年の禁煙治療は、薬物治療だけでなく、心理的アプローチや家族等への対応など、心理社会的治療を併せて行うことが必要とされています。
このため、今後、未成年者の禁煙治療に関する情報収集に努め、未成年者も相談しやすいよう、相談窓口や治療について、区ホームページに掲載するとともに、区内中学校等を通じて情報提供をしてまいります。

教育長 喫煙が健康に与える影響等については、小学校では第6学年、中学校では第2学年の保健の学習の中で指導しています。
具体的には、喫煙により呼吸や心臓の働きに影響があることや、受動喫煙により周囲の人々の健康にも影響を及ぼすこと、常習的な喫煙によりがんや心臓病にかかりやすくなることなどに触れています。
また、中学校では、未成年者の喫煙は身体に大きな影響を及ぼし、ニコチンの作用などにより依存症になりやすいことについても伝えています。
これらの学習を通し、児童・生徒が健康の大切さや病気の予防について理解し、生涯にわたって自己の健康を保持増進できるように指導していきます。
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今回の質問を作成する前にブログをアップしました。
実はブすでに他自治体で先進的な取り組みを進められている方にブログをお読みいただき、たくさんの関連資料を送っていただきました。
いただいた資料の内容は担当課とも共有させていただきながら、議論を行なっております。
ご協力をいただきありがとうございました。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社