介護福祉の有償ボランティア「スケッター」

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

だいぶ前のことではありますが、高田馬場創業支援センターのイベントに参加した際、スケッター」いう興味深い事業のプレゼンテーションを拝見しました。

このサービスは、介護施設などが提示する軽作業に、一般の個人が空いた時間を活用して有償で参加できるマッチング型のプラットフォームです。厚生労働省の介護未経験者等マッチング機能強化モデル事業としても採択されており、自治体の支援を受けながら、初期費用や利用料の負担を抑えて導入が進められています。

特に品川区では先進的な取り組みが行われており、半年間で450件以上の応募があり、その約8割が業界未経験者だったという実績があります。中には70代の方が活躍されている事例や、スケッターでの活動をきっかけに正職員として採用されたケースもあるそうです。

現在では、港区や目黒区にも導入が拡大しており、自治体ごとに半年から1年間、介護施設が負担するシステム利用料を無料にするトライアル導入も行われています。

新宿区内でも一部の介護施設においてスケッターの導入実績があり、こうした新しい形の人材参加によって、現場の負担軽減や多様な人材の活躍が期待されます。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社